なぜ日本でトヨタ「タンドラ&タコマ」専門店オープン? 米国トヨタ中古車のEC店舗がデキた訳

日本でフルサイズピックアップを買うのはどんな人?

 ちなみに、タンドラやタコマのようなフルサイズピックアップを、日本ではどんな人が乗っているのでしょうか。

「元々別なアメリカ車に乗っていたとか、一度大きなアメリカ車に乗ってみたかった…という地方の人が多いです。

 そもそも駐車スペースが確保できなければ維持できませんし、これ1台だけでは普段使いに困るので、2、3台持ちというお客さまでないと所有は難しいかもしれません」(末広氏)

2021年10月に開店した「FLEX USトヨタガレージ店」(画像提供:FLEX)
2021年10月に開店した「FLEX USトヨタガレージ店」(画像提供:FLEX)

 さて、USトヨタガレージ店のような形態の店をオープンさせた背景には、FLEXの将来のプランにも関わっているようです。

 それは、北米での店舗オープンです。北米はカスタムが非常に盛んでスタンダードな市場ですので、現在のFLEXの営業力は彼の地でも十分に通用しそうです。

 加えて、アメリカでのカスタムカー販売のみならず、向こうで流通している良質なタンドラやタコマを確保し、日本で販売するための拠点にもできます。

 現在、USトヨタガレージ店で販売しているタンドラやタコマは、すでに日本国内で流通していた中古車。

 しかしアメリカに拠点を置けば、独自の商品を独自の流通で販売できるようになるという狙いもあるようです。

 USトヨタガレージ店は、広いストックヤードを活かして、常時10台以上のタンドラやタコマなどのUSトヨタ車を展示しています。

 さらにアメリカ車に強い整備工場と提携することで、アフターサービスの充実にも努めているといいます。

 憧れていても、日本で乗るには敷居の高いフルサイズピックアップですが、新たな販売展開によりアメリカ車のファンが増えるかもしれません。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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