斬新デザインのトヨタ新型SUV「bZ4X」はいくらになる? 先行販売を4月に独で開始 現地価格も公表
トヨタが2022年の年央に導入予定としている新型EV「bZ4X」の予約受注が、ドイツでスタートしました。価格は4万7490ユーロ(約619万円)からとアナウンスされます。
トヨタ初の装備を多数採用
トヨタが2022年の年央に導入予定としている新型EV「bZ4X」について、ドイツで予約受注が2022年2月16日に開始されました。
発売に向けて期待が高まりますが、トヨタが欧州のみならず日本、北米、中国など各地域で販売予定としている新型bZ4Xはどんなクルマなのでしょうか。
bZ4Xは、トヨタとスバルの共同開発によって誕生したEVで、EV専用に開発されたプラットフォーム「e-TNGA」を採用。
またトップマウントメーターやモーター・トランスアクスル・インバーターを一体化した「e-Axle」など、トヨタ初のさまざまな装備や機構が採用されます。
スバルの車両統合制御技術である「X-MODE」も搭載し、SUVらしい悪路走破性にも期待が高まります。
外観はいわゆるグリルレスデザインを採用し、先進性が感じられるデザインでまとめられました。
生産は日本と中国でおこなわれる予定です。
前述のとおりドイツで予約受注が開始されたbZ4Xですが、現地では4万7490ユーロ(約619万円、1ユーロ130.3円で計算)からという価格設定で、2022年4月上旬から先行販売を開始。2022年初夏の納車開始予定となっています。
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トヨタはbZ4Xの開発以前から、ハイブリッドカーをはじめとした各種電動車を研究・開発し、さらにラインナップを拡充することで普及を推進してきました。
トヨタの電動車としてエポックメイキング的な存在といえるのが、1997年の初代「プリウス」の発売といえるでしょう。
世界初の量産ハイブリッド車として発売された後、トヨタはプリウス以外にもハイブリッドシステム搭載車種を拡大。2020年1月には、トヨタのハイブリッド車の世界累計販売台数が1500万台を突破しました。
同規模のガソリン車を販売した場合と比較したときのCO2削減量は、1億2000万トン以上にのぼるといいます。
1992年にはEV開発部を社内に設置するなど、EVの研究開発も並行しておこなったほか、燃料電池電気自動車の開発も推進。2014年の初代「MIRAI」発売というかたちで結実しています。
トヨタは、2030年にEV(バッテリーEV)のグローバル販売台数で年間350万台を目指すとアナウンスしており、同年までに30車種のバッテリーEVを展開すると発表。
ハイブリッド車や燃料電池電気自動車も含め、どのような電動車がトヨタから発表されるのか、今後の展開に注目です。
それではここでクイズです。
前述した初代「プリウス」のカタログ燃費(10・15モード)は何km/Lだったでしょうか。
【1】15.0km/L
【2】20.0km/L
【3】28.0km/L
【4】35.0km/L
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正解は【3】の「28.0km/L」です。
当時、純ガソリン車の2倍の燃費性能を実現したと注目されましたが、最新のプリウス(4代目、登場時の値)では40.8km/L(JC08モード)にまで向上しました。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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量産BEVとして12年のアドバンテージの日産アリアと、新参者だがHV技術の延長でBEVはできると言ってきたトヨタ。いよいよ本気のBEVを上市。 ガチ勝負してほしい。トヨタが本気出さないと日本のBEVは活性化しないから。