レクサス新型「IS」はよりスポーティでクーペ風を強調!? 次世代「エレクトリファイドセダン」との共通点は?
今後レクサスはBEVブランドになることを目指しており、4台のBEVコンセプトを公開しています。そのなかの「エレクトリファイドセダン」は次期「IS」ではないかといわれていますが、デザインにおける共通点を検証してみました。
「エレクトリファイドセダン」は未来の「IS」なのか?
レクサスは今後、バッテリーEV(BEV)のフルラインナップを実現し、2035年にグローバルでBEV100%を目指すとしています。
そして、2021年12月にトヨタが開催した「バッテリーEV戦略に関する説明会」において、レクサスは4台のBEVを世界初公開しました。
そのなかの1台として登場した「エレクトリファイドセダン」は4ドアセダンタイプのBEVで、次期「IS」なのではないかといわれています。
エレクトリファイドセダンとISにはどのような共通点があるのでしょうか。2台のデザインを比較してみます。
2020年にビッグマイナーチェンジを受けたISですが、フロントグリルはレクサスを象徴する「スピンドルグリル」を装着。新形状のスピンドルグリルは大型化するとともに、下側にボリュームを持たせたデザインで、フロントマスクにアグレッシブな印象を与えています。
エレクトリファイドセダンのフロントグリルにはスピンドルグリルが装着されていません。グリルから空気を取り込んでラジエーターを冷やす役割もありますが、BEVではその必要がなく、エレクトリファイドセダンではシームレスなフロントマスクを備えました。
ただし、ブラックの台形のロアグリルが装着されており、スピンドルグリルを意識したようなデザインになっているようです。
一方、レクサスのもうひとつのアイデンティティともいえるL字のデイタイムランニングライトは健在で、次世代EVセダンにもこの意匠は取り入れられています。
また、エレクトリファイドセダンのボンネットにはダクトがふたつ設けられていますが、これはISには存在していません。
サイドビューについて、ISが正統派の4ドアセダンといったデザインを持つ一方、エレクトリファイドセダンはクーペのような流麗なシルエットとなっています。
そしてサイド下部から後方にかけてブラックのパーツを装着。スポーティさを演出しています。
車高もかなり低く設定されていますが、あくまでもコンセプトカーであることから、市販車になった場合はもっと現実的なデザインになることが予想されます。
リアビューでは、ISはL字をモチーフにした一文字型のテールランプが備わりますが、エレクトリファイドセダンのテールランプは一文字ではなく、上下の立体的なL字のランプが組み合わされたような形状です。
また、トランクリッドはダックテールのようなブラックのパーツが装着され、レクサスエンブレムも従来の「L」をモチーフにしたものではなく、最近登場したレクサス車と同様の「LEXUS」のロゴが配置されました。
さらにフロントフェンダー後方にはISには設定されないエアダクトを装着。エレクトリファイドセダンは空力性能を意識したスタイルを取り入れているようです。
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レクサスのセダンとして「LS」や「ES」がありますが、エレクトリファイドセダンのスポーティなスタイルを見ると、やはりスポーツセダンのISを連想させます。
SNSでも、「次期ISかな?」「セダンは次期ISっぽい」「サイズ的に次期ISでは」など、エレクトリファイドセダンを次期ISと予想する声が見受けられます。
次期ISがどんなモデルとして登場するのか、今後の展開が注目されます。
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