目印棒あると違う? 「へたっぴ棒」が根強く生き残るのはなぜ? 安全機能進化も設定される訳

クルマのコーナー部に付いていることがある「コーナーポール(フェンダーポール)」。一部のユーザーからは「へたっぴ棒」ともいわれますが、カメラやセンサーが進化するなかで現在も設定される訳とはどのようなものなのでしょうか。

へたっぴ棒があると安心する人も一定数はいる?

 クルマの装備として「コーナーポール(フェンダーポール)」と呼ばれる棒が装着されていることがあり、かつては高級セダンの代名詞ともいわれることがありました。
  
 フロントコーナー部から飛び出している棒ですが、どのような役割を持っているのでしょうか。

へたっぴ棒などといわれるが実はあると便利な存在だった?
へたっぴ棒などといわれるが実はあると便利な存在だった?

 一般的に、コーナーポールは運転者から死角となる助手席前方に装着されています。

 これは、道幅が狭い道路や駐車場において、ほかのクルマや壁などとの距離感をつかむための目印の役割を果たしており、運転に不安な人には頼りになるアイテムです。

 コーナーポールには、さまざまなタイプがあり、純正のものであれば車内のスイッチにより可動する電動式やフェンダー部分に埋め込まれているポールを手で出し入れする手動式が存在し、先端が光るものもあります。

 また、後付出来る汎用品も販売されており、これであれば自分の好きな位置に装着することも可能です。

 しかし最近では、「便利なのに最近見なくなったなあ」「昔はいらないと思っていたけどいまは欲しい…」といった声がSNSなどで見られます。

 実際の販売状況について、カー用品店のスタッフは次のように話しています。

「コーナーポールを一定数購入する人はいます。

 最近では、カメラなど運転者の死角を確認出来る装備が普及していることもありますが、自分の目で確認したいという需要も少なからず存在します。

 そのため、免許を取り立ての人や高齢者など、運転に自信のない人が購入されているようです」

 また、トヨタ販売店の営業担当者は次のように説明しています。

「トヨタでは『フェンダーランプ』などという名称で純正アクセサリーとして用意している車種があります。

 現行クラウンでは、スモールランプに連動して先端が光るタイプになっています。光ることで夜でもコーナー部が分かりやすい仕組みとなっています。

 車種によりフェンダーランプを検討される割合は異なりますが、セダンなど運転席の位置が低く、ボンネットがせり出ている車種だと不安な人は付けている印象です。

 一方で付けない人の場合、上から見下ろしたような『パノラミックビュー』などの機能が付いていることが多いです。

 また、コーナーセンサーなど障害物に近づくとブザーで知らせる機能もあるため、それらの機能に慣れていればフェンダーランプが無くても安心して運転できます」

※ ※ ※

 SNSを見てみると、コーナーポールの存在を知っている人のなかには「へたっぴ棒(へたくそ棒)」と揶揄している人も見られます。

 そうした人からは「ダサい」「自分はつけたくない」「つけているクルマには近寄りがたい」と考えているようです。

 しかし、センサーやカメラが進化しても自分の目で確認したいという人も一定数存在することから、全体的な数は減りつつも存在しつづけるアイテムとなりそうです。

【画像】実はあると便利? 色々なコーナーポールを画像でチェック!

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. 「へたっぴ棒」なんて呼び方聞いた事無いし
    そう言った蔑視表現を公言とネットで流布するのは適切ではないでしょう。
    ここのサイト倫理観乏し過ぎ
    とくに Peacock Blue K.K.は不適切な思考や表現が多すぎます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー