50年以上は当たり前! 時代の波を乗り越えてきた「ご長寿車名」3選 今なお人気で納期2年以上も!
トヨタ最古参は70年!
●トヨタ「ランドクルーザー」
トヨタは2021年8月、「ランドクルーザー」を14年ぶりにフルモデルチェンジし発売しました。
「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というコンセプトで開発されたランドクルーザーは、信頼性・耐久性・悪路走破性を重視した四輪駆動の大型クロスカントリー車です。
トヨタによるとこれまでに世界170の国と地域で、累計約1060万台が販売されたといいます。
このランドクルーザーの初代は、1951年8月に「TOYOTA JEEP BJ型」として誕生。1954年にはランドクルーザーに改名されています。トヨタの中では、ロングセラーの「クラウン」(1955年登場)や「カローラ」(1966年登場)をしのぐ最長寿モデルです。
その後、70年の歴史の中でランドクルーザーは「ステーションワゴン」(55系/60系/80系/100系/200系/300系)、「ライトデューティー」(70系ワゴン/90系/120系/150系)、「ヘビーデューティー」(BJ系/20系/40系/70系)の3系列に分かれながらそれぞれが進化してきました。
なかでも40系は1960年から、70系にバトンタッチする1984年まで24年にわたり販売され続けたモデルで愛好者も多く、2017年には「日本自動車殿堂 歴史遺産車」の1台にも選ばれています。
2021年に発表された新型ランドクルーザー(300系)は、パワートレインが、新開発の3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジン(最高出力415馬力/WLTCモード:7.9-8.0km/L)と、3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジン(最高出力309馬力/WLTCモード:9.7km/L)の2種類を設定し、10速AT「Direct Shift-10AT」と組み合わされています。
悪路走破性を向上させるためサスペンションの基本性能や「E-KDSS(世界初)」の採用による接地性を向上。
ドライバー視点で障害物を可視化できる「マルチテレインモニター」、路面状況を自動で判断して走行モードを選択する「マルチテレインセレクト」など新技術も搭載しました。
ボディサイズは、全長4950-4985mm、全幅1980-1990mm、全高1925mm。ホイールベースは2850mmです。
新型ランドクルーザー(300系)の日本仕様は、ガソリン車(5人/7人乗り)で510万円から770万円、ディーゼル車(5人乗り)で760万円から800万円(いずれも消費税込)。
すでに販売されていますが、人気のため納期は2年以上になる見込みと案内されています。
※ ※ ※
今回挙げた車種のほかにも、トヨタ「クラウン」、いすゞ「エルフ」、日産「フェアレディ(フェアレディZ)」など、半世紀以上にわたって使われている現役の車名はいくつかあります。
ご長寿の車名の中には、スカイラインのようにメーカーを象徴するものだったり、カローラのようにブランドやレーベルのように扱われている例もあります。
半ば財産ともなっているこれらの車名は、今後も各メーカーが大事に育てていくことと予想されます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。