後席シートベルト、一般道で着用率上がらず 高速は過去最高 JAF
JAFが後席シートベルト着用率調査の結果を公表。一般道では改善の兆しがみられないことが分かりました。
高速では7割が装着も
JAF(日本自動車連盟)は2015年11月20日(金)、警察庁と合同で実施した「シートベルト着用状況全国調査2015」の結果を発表。一般道での後席シートベルト着用率は35.1%で、着用している人は“3人に1人”の低い割合であることが明らかになりました。
自動車の後席シートベルト着用については、2008(平成20)年に義務化。以来7年が経過しましたが、一般道での着用率は低調のまま推移しています。JAF調べによる一般道での後席シートベルト着用率は、ここ3年連続で同率の35.1%となりました。
なお、高速道路での後席シートベルト着用率は71.3%で、2002(平成14)年の調査開始以来、過去最高となっています。
JAFによると、後席のシートベルト非着用による致死率は、着用時の4.8倍。「後部座席だと車外放出されるイメージがない方も多いかもしれませんが、実際は、車が横転した際にサイドドアの窓から投げ出されてしまうケースもあり、非常に危険です。自他含めた安全確保のためにも全席でのシートベルト着用が必要です」としています。
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提供:乗りものニュース