ETCのゲートが開かない!? 原因は一体ナニ? ETCのトラブル発生時の正しい対処法
ゲートが開かない場合は一時停止すべし!
実際、ETCゲートが開かなかった場合はどう対処するのが正しいのでしょうか。
首都高のウェブサイトでは「バー(ゲート)が開かず停車した場合、絶対にバックせずに料金所係員に連絡し、指示を仰いでください」となっています。
実際、筆者(金田ケイスケ)もETCゲートが作動しなかった体験があります。
そのときはゲート前で一時停車して料金所の係員に声をかけて、ETCカードを車載器から取り出して係員に処理してもらいました。
係員も「ちょっとした接触不良やゲートトラブルで(カードを)読み取れないこともあるんです」と話してくれました。
ゲートが開かないというのは焦りますが、レーン変更のためにバックするのはNGです。後続車などと接触事故を起こしてしまうと、高速道路管理会社の責任にはならず事故当事者同士で対処しなければいけないのだそうです。
ちなみにNEXCO各社が管轄する高速道路では、ETCゲート付近にインターホンが設置されており、バーが開かなくて一時停止していると、係員が対応してくれるようです。
さらに、前出のETC・ナビのセットアップ専門店スタッフに、ゲート開かなかった場合にどうなるのか聞いてみました。
「レーンに入るスピードとアンテナの設置場所に問題があると、ゲートが開かないケースもあるようです。
ゲートは柔らかい素材でできているので押して通過(突破)できるのですが、今度は出口で揉めることになります。
場合によっては路線の最大料金を支払う可能性もありますので、係員の指示を待つのが正解です」
ゲートが開かないのに通過してしまった場合は、管轄の高速道路運営会社の「お客さまセンター」に連絡するか、運営会社ウェブサイトにある「ETC(課金)訂正フォーム」で、当時の状況や自分の名前と住所、ETCカード番号や有効期限、通行日(日にちだけでなく時刻まで)、通行した料金所、車両番号や車種・色などを記入し、先方からの返答を待つのが正しい対処法です。
そのまま放置してしまうと「不正通行」となり、通行料金+割増金、さらに道路整備特別措置法などの法令に基づいた30万円以下の罰金が科される可能性もあります。
もしゲートが開かなったときは安全な場所で一時停車し、そのときに時間や料金所名などを記録するためにスマホなどで状況を撮影しておくと良いでしょう。
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ETCゲートが開かないとかなり動揺すると思いますが、そのまま放置して料金を踏み倒そうとしなければ大丈夫です。
ETCカードや車載器のトラブルであればいくらでも対処できますし、自己申告することで後日精算もできます。
また中古車を購入する場合、走行部品や消耗部品と同じく、ETCがきちんと作動しているかを事前確認すれば、後々のトラブルを回避できそうです。
ETCバーが開かなかった事例です。年末、中央道で雪の為タイヤ規制があり東京から子供がノーマルで来ましたがチェーンを持っていないとの事で、規制手前のPAまで昼頃迎えに行き車をおいて一緒に帰省しました。翌日午後に同PAまで送りましたが子供の車が次のICで東京にUターンしようとETCレーンに行きましたがバーが上がらず、幸い追突もされなかったとの事です。係員が来て説明してすぐ通れましたが、私も初めて知りましたが約24時間経つと確認の為にバーは上がらないそうです。