新型モデルが出た今こそ中古で狙いたい! お手頃価格で買える優良コンパクトカー3選
ハイブリッドモデル追加で人気を高めた日産「ノート」
●日産「ノート e-POWER」(2代目)
日産の優良コンパクトカーでありロングセラーモデルとして人気を誇るのが2代目「ノート」です。
初代ノートは当時の「マーチ」のプラットフォームなどを活用したトールワゴンでしたが、2012年にフルモデルチェンジ。洗練されたデザインのコンパクトカーとして人気モデルとなりました。
全長4100mm×全幅1695mm×全高1525mmという扱いやすいサイズの2代目ノートには、当初1.2リッター直列3気筒エンジン+スーパーチャージャーというパワーユニットを搭載。
見た目以上に広い車内や、合皮レザーで高級感を演出した「メダリスト」グレードなどもあって、コンパクトだけれどチープじゃないというイメージ戦略が成功し、着実に売り上げを伸ばしていきました。
そして2016年に「ノート e-POWER」を追加。発電用エンジンとモーターを組み合わせたシリーズ式ハイブリッドシステムを搭載し、「e-POWER」という新しい付加価値で、34.0km/L(JC08モード)という低燃費を記録し、月間登録台数1位を記録するほどの人気モデルとなりました。
2020年12月のフルモデルチェンジでノートはe-POWER専用モデルとして3代目へ移行。さらに、上級志向の「ノート オーラ」も誕生しています。
ノート e-POWERの中古車相場は、2016年式でコミコミ80万円からの相場となっています。
150万円前後まで予算を拡大すれば、かなり程度のいい2代目のノート e-POWERが狙えるでしょう。
●ホンダ「フィット ハイブリッド」(3代目)
ホンダの優良コンパクトカーとして、高い人気を誇っているのが「フィット」です。
初代フィットは、「ロゴ」の後継として2001年に誕生。ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」を採用し、見た目以上の広々とした車内空間を実現しました。
低燃費と優れた走行性能の両立を目指し、2002年には国内の販売台数1位に輝くほどの大ヒットモデルとなっています。
2007年にはキープコンセプトの2代目へとフルモデルチェンジ。初代と比べるとひと回り大きくなりましたが、5ナンバーサイズに納めた使い勝手のいいコンパクトカーとして、さらに販売台数を順調に伸ばしています。
そして2013年にフルモデルチェンジした3代目フィットは、ガソリン車とハイブリッド車が同時に登場。
ヒットしたそれまでのモデルの面影を感じさせない、「ジェイド」や「グレース」と同じ意匠の新たなフロントフェイスを採用しました。
全長3990mm×全幅1695mm×全高1525mmという扱いやすいサイズと、1.5リッターエンジン+モーターに7速DCTを組み合わせたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載し、34.0km/L(JC08モード)という低燃費を実現するなど、かなり優良なコンパクトカーでした。
2020年にフルモデルチェンジした4代目は、ハイブリッドシステムに2モーターの「e:HEV」を搭載。また、それまでのフィットとは一線を画す、親しみやすいフロントマスクを採用しています。
改めて3代目を見ると、これはこれで完成度が高いといえます。現行モデルの4代目はファミリー路線へと変更した印象を受け、スポーティなデザインの3代目のほうが、カッコ良さを感じさせます。
3代目フィットの中古車相場は、2013年から2016年までの前期型は40万円から、2017年のマイナーチェンジ以降の後期モデルになると90万円前後から探せます。
あとは好みのホイール&タイヤなどを履かせて10万円程度と考えると、100万円の予算でスポーティな優良コンパクトカーに乗ることができます。
※ ※ ※
先代モデルとはいえ、今回紹介した3車はどれもが人気モデルであり、実用性も経済性も安全性も高次元でバランスよく作られた優秀なコンパクトカーです。
しかも中古車価格は現在の新車価格と比べるとかなり割安で、はじめてのマイカーを探している初心者にとっても最適なチョイスだといえそうです。
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