7人乗りのコンパクトEV メルセデス新型「EQB」 欧州で予約開始 価格は約720万円から
独メルセデス・ベンツは2021年11月24日、欧州市場にてコンパクトSUV型電気自動車(EV)、新型「EQB」の予約注文を開始しました。
上位モデル「EQB350 4MATIC」は約750万円から
独メルセデス・ベンツは2021年11月24日、欧州市場にてコンパクトSUV型電気自動車(EV)、新型「EQB」の予約注文を開始しました。EQBは2021年年末には中国で、2022年には米国市場に導入される予定です。
新型EQBは、2021年9月にドイツ・ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2021において世界初公開された3列7人乗りのSUV型のEVです。
メルセデス・ベンツのEV「EQシリーズ」としては、ミドルSUVの「EQC」、ミニバン「EQV」、コンパクトSUV「EQA」、フラッグシップサルーン「EQS」に次ぐ5車種目のモデルになります。EQシリーズは現在、日本ではEQC、およびEQAが発売されています。
EQBは、メルセデス・ベンツの内燃機関バージョン「GLB」のEV版という位置づけになります。
ボディサイズは全長4684mm×全幅1834mm×全高1701mm、ホイールベースが2829mmとなります。日本仕様のGLBが全長4640mm×全幅1835mm×全高1670mm、ホイールベースが2830mmなので、そのサイズ感はほとんど変わることがありません。
GLBと同様、3列7人乗りを実現。3列目シートを畳んだ状態では495リッターの荷室容量、2列目までたたむと最大1710リッターと広大な荷室が広がります。ただし3列目シートは身長165cmまでの乗員となっています。これもGLBと同様です。
グレードは168kW・390Nmを発生する「EQB300 4MATIC」と、215kW・520Nmを発生する「EQB350 4MATIC」の2グレードの展開。車両価格はEQB300 4MATICが5万531.20ユーロ(日本円で約720万円。ドイツ付加価値税VAT19%込、以下同)、EQB350 4MATICが5万7988.70ユーロ(約750万円)となります。
EQBの標準仕様は5人乗りで、オプションで3列目を用意。7人乗りのオプション価格は1416.10ユーロ(約18万円)になります。
またドイツでは7500ユーロ(約97万円)の環境ボーナスがあるため、日本円で実質620万円
EQBはハンガリー・ケチケメートにあるメルセデス・ベンツ工場、および中国との合弁会社「BBAC」の北京工場の2か所で生産されます。
EQB350 4MATICはトータル最高出力215kW(292馬力)・トータル最大トルク520Nmとなる前後モーターを搭載、4輪を駆動します。66.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、WLTPレンジでの航続可能距離は最大416kmで、0-100km/h加速は6.2秒、最高速度は160km/hに制限されます。
またEQB300 4MATICはトータル最高出力168kW(228馬力)・トータル最大トルク390Nmとなる前後モーターを搭載、4輪を駆動します。リチウムイオンバッテリーの容量は66.5kWhとEQB350 4MATICと同じで、WLTPレンジの航続可能距離は最大419km。
0-100km/h加速は8.0秒、最高速度は160km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇ります。
EQBのCd値(空気抵抗係数)は0.28と優れています。上部が閉じられた冷却空気制御システム、専用デザインの前後バンパー、滑らかで密閉されたアンダーボディ、専用エアロホイール、前後ホイールのスポイラーなど空力対策が施されています。アルミホイールは最大20インチです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。