“ランクル250”サイズの新型「本格“四駆”SUV」発売! 1.5リッターターボエンジン搭載で「544馬力」! 全長4.9m級でラダーフレーム採用のDENZA「BAO 5」英国に登場
DENZA(デンツァ)は2026年7月28日、新型SUV「BAO 5」の英国価格と仕様を発表し、受注を開始しました。ラダーフレームや高性能な四輪駆動システムを備える新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
約3トンの車体を4.8秒で加速!
中国のBYDグループのプレミアムブランドであるDENZA(デンツァ)は2026年7月28日、新型SUV「BAO 5(バオ・ファイブ)」の英国価格と仕様を発表し、注文受付を開始しました。
英国では「Elegance(エレガンス)」と「Ultimate(アルティメット)」の2グレードが設定され、2027年初頭から納車される予定です。
DENZAは2010年にBYDとダイムラーの提携によって設立され、2014年に最初のモデルを発売したブランドです。現在はBYDグループのプレミアムブランドに位置づけられており、2026年から欧州市場への本格展開を進めています。
BAO 5は、DENZAが欧州で展開する初のSUVです。5人乗りの大型ボディに、悪路走行を想定したラダーフレーム構造と独自の四輪駆動システムを採用しています。

ボディサイズは、Eleganceが全長4888mm×全幅1970mm×全高1920mm、Ultimateが全長4921mm×全幅1970mm×全高1930mm。ホイールベースは2800mmです。
日本でも人気の高いトヨタ「ランドクルーザー250」のボディサイズは全長4925mm×全幅1980mm×全高1925mmなので、Ultimateと比べるとBAO 5は全長がわずか4mm短く、全幅は10mm狭い一方、全高は5mm高くなっています。
最小回転半径は5.9mに抑えられていますが、車両重量はEleganceが2940kg、Ultimateが3035kgに達し、上級仕様では3トンを超えます。
エクステリアは、直立したフロントフェイスやスクエアなボディ形状を採用し、本格四駆らしい力強さを表現しています。
フロントには、ダーク仕上げのメッシュグリルとリング状の発光デザインを備えたヘッドライトを配置。バンパー下部には、悪路走行を意識したスキッドプレート風のパーツも装着されています。
サイドには角張ったホイールアーチや大型のドアパネル、アルミ製ルーフレールを採用しました。Eleganceには固定式、Ultimateには電動格納式のサイドステップが装備されます。
リアはスペアタイヤを背負った縦開き式テールゲートを採用。テールゲートには電動ソフトクローズ機能も備わり、タフなスタイルとプレミアムSUVらしい使い勝手を両立しています。
インテリアは、水平基調のインパネと大型のセンターコンソールを組み合わせたデザインです。車内の各所には大型のグラブハンドルや物理スイッチも配置され、悪路走行中でも操作しやすい設計としました。
運転席前にはデジタルメーター、中央には15.6インチのインフォテインメントディスプレイ、助手席前にも専用ディスプレイを配置。GoogleマップやGoogleアシスタントなどを利用できる「Google built-in」にも対応します。
装備には、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を備えたフロントシート、ヒーター付きリアシート、パノラマサンルーフ、ヒーター付きステアリングホイール、18スピーカーのDevialetオーディオシステムなどが含まれます。
センターコンソールには、飲食物をマイナス6度から6度まで冷やせるほか、35度から50度まで温められる収納ユニットも備えました。
荷室容量は後席使用時で475リットル。後席を倒すとシート上端までの計測で1069リットル、ルーフまで使った場合は最大1736リットルまで拡大できます。
パワートレインには、オフロード走行を重視して開発されたPHEV(プラグインハイブリッド)システム「DMO(デュアル・モード・オフロード)」を搭載します。
ボンネット内には、最高出力150馬力、最大トルク240Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを縦置きで搭載。主に発電を担いますが、大きな負荷がかかった際にはタイヤを直接駆動することも可能です。
さらに、最高出力272馬力のフロントモーターと同388馬力のリアモーターを組み合わせ、システム全体では最高出力544馬力・最大トルク760Nmを発生します。
0-100km/h加速はEleganceが4.8秒、Ultimateが5秒で、最高速度は180km/h。約3トンの大型SUVでありながら、スポーツカーに匹敵する加速性能を実現しています。
四輪駆動システムには前後の電子制御デファレンシャルロックに加え、前後輪への駆動力を制御する「エネルギーセンターロック」を採用。従来の機械式システムよりも素早くトルクを配分できるといいます。
また、路面や走行状況に応じて選択できる16種類のドライブモードも備え、舗装路から砂地や泥道まで幅広い環境に対応します。
サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン式です。上級仕様のUltimateには、電子制御サスペンション「DiSus-P」を標準装備します。
DiSus-Pは連続可変ダンピング機能に加え、車高を上方向に90mm、下方向に50mmの計最大140mm調整可能。車高を最大まで上げると、最低地上高は310mmに達します。
さらに、傾斜した場所に駐車した際に車体を水平に保つセルフレベリング機能も備え、キャンプなどでの使い勝手を高めています。
ラダーフレームには容量31.8kWhの「ブレードバッテリー」を組み込み、電気のみで走行できる距離は最大56マイル(約90km)です。燃料と電力を満タンにした状態での航続距離は最大519マイル(約835km)とされています。
最大100kWの急速充電にも対応し、バッテリー残量30%から80%までを最短16分で充電できます。
英国での価格は、Eleganceが6万9500ポンド(約1514万円 ※2026年7月下旬時点)、Ultimateが7万8880ポンド(約1718万円)です。
ボディカラーは7色、インテリアカラーは3色が用意されます。英国での納車開始は2027年初頭を予定しており、日本への導入については現時点で明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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