ホンダ「N-BOX」に電動パーキング採用か!? 全車速ACCも追加? 販売王者の座がより盤石に

電動パーキングブレーキ採用によるメリットとは?

 従来の足踏み式やハンドレバー式などの手動のパーキングブレーキは、ブレーキ本体につながるワイヤーを物理的に操作することで、ブレーキを作動・解除させる仕組みです。

 一方の電動パーキングブレーキは、ブレーキ本体を電気的に作動させるため、ボタンやスイッチとワイヤーが物理的につながっているわけではありません。したがって、さまざまな機能と連携させることが可能となります。

 電動パーキングブレーキによるもっとも大きな恩恵のひとつは、「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」が「全車速追従式」、つまり、前走車が停止すれば、自車も停止することができるようになることです。

 N-BOXの直接のライバルとなるダイハツ「タント」やスズキ「スペーシア」は、すでに全車速式のACCが採用されていますが、N-BOXは30km/h未満ではACCが作動しないため、渋滞時などには不向きという弱点がありました。

ホンダ「N-ONE」には電動パーキングが採用されている
ホンダ「N-ONE」には電動パーキングが採用されている

 現在では軽自動車でも十分な高速走行性能があることから、N-BOXで高速道路を走行するユーザーも少なくありません。

 当然、渋滞に巻き込まれる機会もありますが、30km/hでACCが使えないことで、渋滞中は常にアクセル・ブレーキ操作を繰り返す必要がありました。

 また、信号待ちでの停車時にブレーキから足を離しても停車状態が維持されるオートブレーキホールド機能も、電動パーキングブレーキが採用されることによって、新たに搭載されることになる機能のひとつです。

 信号の多い市街地を走ることも多いユーザーにとっては待望の機能といえますが、これについても現行までのN-BOXには搭載されていませんでした。

 このように、電動パーキングブレーキが採用されることは、同時にACCが全車速追従式になったり、オートブレーキホールド機能が搭載されることも意味しています。

 これらはN-BOXの数少ない弱点といわれていた部分であり、今回の一部改良によってますます完成度が高まることになります。
 
※ ※ ※

 2021年は初代N-BOXが登場してから10年となる節目の年でもあり、情報では一部改良と同時に10周年を記念した特別仕様車も登場するといわれています。

 順当にいけば、2021年も「日本で一番売れているクルマ」の称号を獲得することが予想されており、王者の座は盤石のようです。

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