マツダ「CX-5」改良も気になる「CX-60」との関係は? 全面刷新は当面ナシ!? 今後のCX-5はどうなるのか
マツダが考える「CX-5の今後」
CX-5はマツダとして最量販車種であり、その比率はマツダの総生産台数の約3割にもなる「稼げるモデル」です。
今後を見据えて実質的な後継モデルは上級移行しつつも、売れ筋であるCX-5の持つマーケットもしっかりフォローしていく必要があるのです。
じつは、先日のマツダが発表した「2022年以降のクロスオーバー商品群の拡充計画」ではCX-5の今後についても触れています。
「CX-5は、今後も継続的な商品改良によってデザイン進化やモデルラインアップの拡充を図るとともに、最新の安全技術やコネクティビティ機能を導入して商品力を強化し続け、今後もマツダのクロスオーバーSUVラインアップのひとつとして大切に育てていく計画です」
つまりCX-5は、CX-60やCX-70が登場してもしばらくはフルモデルチェンジなく現行モデルをブラッシュアップしながら続けていく見込みというわけです。
エクステリアをリフレッシュしたうえで「車体フレームに減衰構造を採用」「車体とシートフレームの取り付け剛性を向上」など車体構造まで手を入れた今回のマイナーチェンジは、そこへ向けての第一弾だと考えれば、すべてがつながるのではないでしょうか。
ちなみに、現在のマツダは新型車をFFプラットフォームの「スモール商品群」とFRプラットフォームの「ラージ商品群」に分けていますが、CX-5登場時はその概念がなかったのでCX-5はそのどちらにも属していません。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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