速度超過の事故どう防ぐ? 期待される「ハンプ」は役立つ? 各地で進む対策方法とは

クルマの速度を抑制する事故防止対策物として近年見られるようになってきた「ハンプ」。事故防止にどのような効果があるのでしょうか。

「ハンプ」ってなに?設置が広がる事故防止の対策物とは

 2021年6月28日、千葉県八街市の市道において、下校中の小学生5人がトラックにはねられて死傷するという痛ましい事故が起きました。
 
 この事故のそもそもの原因は、トラックの運転手による飲酒運転にあるとされていますが、今後さらなる交通事故を防止するために、この道路では速度制限を30km/hに厳格化し、加えて、今後「ハンプ」と呼ばれる新たな事故防止対策物の設置などの対策がとられることになりました。
 
 では、ハンプと呼ばれる対策装置は、事故防止にどのような効果があるのでしょうか。

狭さと段差で思わず減速! これは速度超過の抑制になりそう! 「ハンプ」が色々とスゴい
狭さと段差で思わず減速! これは速度超過の抑制になりそう! 「ハンプ」が色々とスゴい

 ハンプとは、道路上にゆるやかな丘のような形の設置物で「凸部(とつぶ)」とも呼ばれており、現在設置が進んでいる事故防止対策物のひとつですが、実際に導入されている地域はあまり多くありません。

 国土交通省によると、標準的なハンプの形は「傾斜2m・平坦2m・傾斜2m」となっており、高さは10cm、勾配は平均で5%から8%となっています。

 そんなハンプの最大の設置理由は、丘のような形状になっていることから、ハンプを前方に確認した運転者がクルマの速度を抑制することです。
 
 また、ハンプは各地方の自治体が管理をおこなっていますが、現在では神奈川県や静岡県、大阪府、佐賀県などで設置されている例が見られます。
 
 各地域において設置が広がりつつあるハンプですが、国土交通省道路局の担当者は「ハンプ本来の目的通り、クルマの速度抑制に繋がっています」と一定の効果が得られていると話します。

 実際に、神奈川県横浜市大倉山駅の付近では、2017年10月6日から11月1日にかけて、仮設のハンプを設置しての検証実験がおこなわれましたが、「規制速度30km/hを超過する車両の割合が12%減少し、全車両の平均速度は約10km/h低下した」という結果が出ています。

 実際に効果が見られたことから、該当箇所である大倉山駅の付近には、その後、実際にハンプが設置されることになりました。
 
 現時点ではまだ限られた場所にしか設置されていないハンプですが、設置箇所では一定の効果が見られていることから、前出の国土交通省担当者も、「生活道路の安全を守るために、ハンプの推進を図っていきます」と意欲を見せています。

【画像】これは効果アリそう! 思わずブレーキを踏みたくなる! 「ハンプ」の様子を見る!(13枚)

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コメント

1件のコメント

  1. 実際問題として、これは雪が降らない地方でしか作れない。
    なぜなら、道路は可能な限り平坦でなければ除雪しづらいし、そのようなものがあるとショベルローダーのバケットやアームが引っかかったりして壊れるからだ。
    雪国でやるとすれば、春から秋まで移動式のものを設置するしかあるまい。