「ヨシムラSERT Motul」世界耐久選手権で年間チャンピオン獲得 加藤ディレクター「タイトル防衛のために全力を尽くします」

スズキのファクトリーチーム「ヨシムラSERT Motul」は、10月9日にチェコ北西部・モストのオートドローム・モストで開催されたFIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン最終戦モスト6時間耐久レースで3位に入賞し、シーズン累計ポイントで初の年間チャンピオンに輝きました。今回の優勝により、スズキはEWCで20回目のチャンピオン獲得となります。

スズキが20回目のチャンピオン獲得

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 スズキのファクトリーチーム「ヨシムラSERT Motul」は、10月9日にチェコ北西部・モストのオートドローム・モストで開催されたFIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン最終戦モスト6時間耐久レースで3位に入賞し、シーズン累計ポイントで初の年間チャンピオンに輝きました。

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FIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン年間チャンピオンに輝いた「ヨシムラSERT Motul」

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 6月12日から13日にかけて開催されたル・マン24時間、ならびに9月18日から19日にかけて優勝し、2位のBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMに42.5ポイント差をつけ累計175.5ポイントで優勝したヨシムラSERT Motulは、前身である「スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)」に変わり2021年から参戦した新体制のチームです。

 第2戦であるエストリル12時間では12位という結果で終わったものの、シーズンを通して安定した速さを発揮したヨシムラSERT Motulの加藤陽平ディレクターやダミアン・ソルニエマネージャー、ライダーたちはレースを終え次のようにコメントしています。

FIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン年間チャンピオンに輝いた「ヨシムラSERT Motul」。参戦した初年度にチャンピオンを獲得しました

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■加藤陽平氏(ヨシムラチームディレクター)
「ヨシムラSERT Motulとして参戦した初年度にチャンピオンを獲得できたことを大変嬉しく、光栄に思っています。スズキファクトリーチームを代表して、この世界耐久選手権で戦うことを誓いました。今シーズンは、世界で最も有名な24時間レースであるル・マン24時間レースとボルドールの2つのレースで優勝し、夢が叶ったことになります。

 この世界選手権のタイトルは、新しいチームにとって初めてのものであり、スズキにとっては20回目のものです。スズキ、ヨシムラ、SERTは、これからもスズキGSX-R1000Rをより良いパッケージにするために協力していきます。一人はみんなのために、みんなは一人のためにの精神で、チーム全員がお互いを尊重していきます。今回の結果は、私たちの努力の継続を示す最高のものだと思います

 新生ヨシムラSERT Motulを温かく応援してくださったヨシムラ、SERT、スズキのファンの皆様、ありがとうございました。来年はさらに素晴らしいチャンピオンシップでファンを魅了することを誓い、ヨシムラSERTモチュールはタイトル防衛のために全力を尽くします」。

■ダミアン・ソルニエ(SERTチームマネージャー)
「タイトルを獲得するために来ましたが、表彰台にも立ちたいと思っていました。一緒に戦った#333のことも考えています。フィニッシュでは感動と喜び、そしてヨシムラへの深い感謝の気持ちがありました。このチームをとても誇りに思います。

 私たちは、できるだけリスクを冒さず、しかしチャンスを逃さないようにしたかったです。マシン、タイヤ、ライダーのパッケージが非常によく機能しました。ドミニク・メリアンは私にSERTの鍵を託してくれました。私はチーム監督として、このチームに2つ目のタイトルを提供できることを嬉しく思っています」。

FIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン年間チャンピオンに輝いた「ヨシムラSERT Motul」。チーム全員がお互いを尊重することでチャンピオンを勝ち取りました

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■グレッグ・ブラック選手
「SERTは、おそらく長い間、耐久レースにおける最高のチームのひとつです。ヨシムラとの提携が功を奏し、素晴らしいバイクを手に入れることができました。ヨシムラだけでなく、チームも多くの仕事をしてきましたし、このバイクに乗れることを嬉しく思っています。

 また、チームはしばしば優れたレース戦略を示してきました。これは重要なことです。なぜなら、チャンピオンシップを制するのは、いつもコース上で最も速い人ではないからです。だからこそ、ヨシムラと新しい2人のチームメイトと一緒に仕事ができたことにとても満足しています」。

■グザビエ・シメオン選手
「レース中、オイルのシミでちょっとした恐怖を感じました。このレースではクラッシュは禁物で、極限の状況でマシンを救えたのは幸運でした。エストリルで失ったポイントを取り戻さなければならないボルドールよりもプレッシャーは少なかったです。ボルドールではエストリルで失ったポイントを取り戻さなければならなかったですが、モストでは慎重にレースを進めることができたので、チームの努力が報われてタイトルを獲得することができました」。

■シルヴァン・ギュントーリ選手
「今シーズンは、すべてが計画通りに進み、まるで夢のようでした。最も素晴らしかったのは、2つの24時間レースを制したことです。だからこそ、ヨシムラSERT Motulへの参加を思い立ったのです。このタイトルは、みんなの努力が報われる素晴らしいものです。チャンピオンシップだけでなく、表彰台に上がることも念頭に置いてここに来たので、非常に嬉しく思います」。

提供:バイクのニュース


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