6年ぶり復活! トヨタ新型7人乗り「ルミオン」登場! 「カローラ」から独立した南ア仕様の全貌とは
トヨタの南アフリカ法人は、2021年10月13日に新型「ルミオン」を発表しました。ルミオンという車種名が海外で6年ぶりに復活しましたが、新型ルミオンはどんなクルマなのでしょうか。
トヨタ版「シアズ」はどんな車種名になる?
トヨタの南アフリカ法人は、2021年10月13日に新型「ルミオン」を発表しました。日本でも耳馴染みのあるルミオンという車種名が海外で復活しましたが、新型ルミオンはどのような位置づけのクルマなのでしょうか。
ルミオンという車種名は、日本では2007年から2015年にかけて販売された「カローラルミオン」で知られています。
今回カローラシリーズから外れて海外で車名が復活した新型ルミオンは、ボディサイズが全長4395mm×全幅1735mm×全高1690mmで、後部ドアにヒンジ式ドアを採用した、3列シート7人乗りのミニバンです。
最高出力105馬力・最大トルク138Nmの1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載し、5速MTもしくは4速ATが組み合わされます。
走行100kmあたりの燃料消費量は6.2L(燃費:16.1km/L)で、CO2排出量は146g/kmから147g/kmです。
現地での価格は、24万5600ランドから31万7200ランド(日本円換算で約189万円から約244万円、1ランド=7.68円で計算)に設定されます。
※ ※ ※
新型ルミオンは、トヨタの独自開発モデルではなく、スズキからOEM供給を受けるモデルとなりますが、じつは以前から南アフリカ市場での登場が予告されていました。
トヨタとスズキは、2019年3月20日に「トヨタとスズキ、新たな協業検討に合意」と題したリリースを発表。
このなかで、協業のひとつとして「スズキがインドで生産する小型車をトヨタのアフリカ市場向けにもOEM供給」という記載があり、このときすでにスズキ「エルティガ」のOEM供給を受ける計画が明らかになっていました。
具体的には「スズキがインドで生産する小型車(スズキ名『バレーノ』『ビターラブレッツァ』『シアズ』『エルティガ』)をトヨタのアフリカ市場向けにもOEM供給」という内容が記載され、すでに南アフリカ市場でバレーノはトヨタ「スターレット」、ビターラブレッツアはトヨタ「アーバンクルーザー」として登場済み。
今後、トヨタバッジ版の「シアズ」(4ドアセダン)も南アフリカ市場に投入されると見られます。
また、スターレットは日本でかつて販売されたコンパクトカーの名前で、アーバンクルーザーも「イスト」の欧州名として用いられていたことから、南アフリカのトヨタ版シアズでも、懐かしいトヨタ車の車名復活が期待される状況です。
トヨタは南アフリカでOEM車も販売するものの、自社開発の車種もさまざまなモデルを用意。「フォーチュナー」「カローラクエスト」などの海外専売車から、「ランドクルーザー(300系)」「プリウス」など日本でも販売される車種、さらに「FJクルーザー」のような日本では販売終了となった車種まで、バラエティ豊かな車種ラインナップとなっています。
トヨタ以外でも、日系メーカーの海外法人のウェブサイトを見ると、新たな発見があるかもしれません。
それではここで、南アフリカにおけるスズキの車種ラインナップに関するクイズです。
現行モデルが2018年7月に発表。そして2021年10月現在、日本と南アフリカのどちらの国においてもラインナップされているスズキ車は、次のうちどれでしょうか。
【1】ソリオ
【2】ジムニー
【3】エブリイ
【4】ハスラー
※ ※ ※
正解は【2】の「ジムニー」です。南アフリカでは、1.5リッターエンジンを搭載した海外仕様のジムニー(日本名:ジムニーシエラ)が31万3900ランドから37万2900ランド(約241万円から約286万円)で販売されています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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