なぜ警察が歩行者にイエローカード!? 車以外でも切符切られる? SNSで話題の黄切符とは
黄色切符は全国的なのか?
歩行者の交通違反が多いというのは、岐阜県に関わらず全国的に見ても多いということがデータを見ても明らかとなっています。
2021年2月18日に警察庁交通局の「2020年における交通事故の発生状況等について」の資料では、「交通事故死者数等の特徴」について、歩行者は横断方法等の違反や信号無視が多いということが挙げられています。
また、歩行中全体のなかで高齢者の割合が多く、事故の原因は8割近くが横断中に違反をおこなっているケースが多いとされています。
同資料内の「状態別死者数の推移」をみても、自転車乗用中は419人(14.8%)、二輪車乗車中526人(18.5%)自動車乗車中は882人(31.1%)、歩行中は1002人(35.2%)と、歩行中での数値がもっとも高くなっています。
さらに、「歩行中死者数の状況」では、歩行者の法令違反として横断歩道の信号無視をしている人は230人中69人と30%の割合を占めていることが分かります。
こうしたことからも全国的に歩行者の正しい交通ルールの徹底がされていないことがわかります。
今回、交付されていた歩行者用イエロカードは、内容はやや異なるものの、兵庫県警でも2021年6月25日から横断歩道を歩行する歩行者に対しての該当指導をおこなっており、注意や警告を守らない歩行者に対して「歩行者指導警告書」の運用を開始しています。
兵庫県にて配られている歩行者指導警告書は、赤い四角い紙に指名、違反事項、警告をうけた年月日、指導を受けた警察官名の記載項目があります。
岐阜県や兵庫県のような取り組みは、あくまで県毎の施策としておこなわれ、全国的ではないようです。
また、2021年9月21日から宮崎県での交付も開始されたといいます。
これについて、宮崎県警警察本部交通部交通企画課の担当者は以下のように話します。
「宮崎県の過去5年の歩行者の交通事故を分析したところ、約3割が歩行者側にも違反の要因があることが分かりました。
秋は日が短くなることから、歩行者の死亡事故も増えるため、秋の全国交通安全運動のタイミングで、歩行者用イエローカードの交付を開始しました。
交付した件数は、21日から30日までの10日間で223件となっており、通常10日間では歩行者事故が何件か見られますが、今回の交付の効果もあって事故件数は0件となっています。
今後も、歩行者へのイエローカードの交付は継続しておこなっていく予定です」
宮崎県では、10日間の交付を行っただけでも効果があったとのことで、今後はさらに各都道府県で歩行者への交通ルールの周知がされるかもしれません。
歩行者にも反則金とかの処罰をするべきでは。あまりにも歩行者を甘やかしてるのではないでしょうか?。特に学生とか、子どもに手本を見せるべき女親とか。完全に歩行者が悪くても、車が悪くなってしまうのは納得がいかない。