なぜ夜に道路工事が多い? 出来れば避けたい! 頻繁に工事が実施される背景とは
一般道路での道路工事は、道路そのものの改修作業はもちろん、周辺に整備されている上下水道やガス、電気や電話回線などのライフラインの改修が関係していることもあります。ではなぜ道路工事は夜間におこなわれることが多いのでしょうか。
夜間に多い?道路工事が夜になると増える理由とは?
道路工事は荒れた道を舗装するなど、安全にクルマを運転するために必要不可欠といえます。
そんな道路工事ですが、昼間より夜間におこなわれることのほうが多いようですが、それはなぜなのでしょうか。
一般道路での道路工事は、道路そのものの改修作業はもちろん、周辺に整備されている上下水道やガス、電気や電話回線などのライフラインの改修が関係していることもあります。
人々の生活のために重要ともいえる道路工事ですが、SNSでは「夜の街って道路工事多くない?」「みんなが寝静まってから道路工事してるよね」といった声が挙げられています。
道路工事の実施について、国土交通省道路局の担当者は以下のように話します。
「道路工事の実施については、管轄の警察署から『道路使用許可』を得る必要があります。
その際に警察と協議して、交通への影響が大きそうな道路においては夜などの交通量が少ない時間帯を選び、逆に交通への影響が比較的少ないと考えられる道路においては、昼間に工事をおこなっています」
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このように、道路工事や広告版の設置作業、屋台の出店、祭礼行事など、道路の本来の用途ではない使用をする際には、道路交通法第77条1項において、管轄の警察署に道路使用許可を申請する必要があります。
また申請後は、道路交通法第77条第2項において、下記の3つのいずれかに該当することで、警察署長の許可によって承認されると定められています。
・該申請に係る行為が現に交通の妨害となるおそれがないと認められるとき
・該申請に係る行為が許可に付された条件に従つて行なわれることにより交通の妨害となるおそれがなくなると認められるとき
・該申請に係る行為が現に交通の妨害となるおそれはあるが公益上又は社会の慣習上やむを得ないものであると認められるとき
基本的に道路工事は「公益上又は社会の慣習上やむを得ないもの」であるため、この条件にあてはまるとともに、交通への影響を考慮して時間帯を設けることで「交通の妨害となるおそれがなくなる」ともいえるでしょう。
工事に携わる者です。
対向車を交互に通行させる対面通行をおこなっていること
とのことですが、僕らは対向車を交互に通行させる様な交通規制を片側交互通行といっています。
対面通行とはちょっと違う気がするのですが