ロータス「エリーゼ・スポーツ220II」は女子がドライブしても楽しいのか? 実際にサーキットを走って検証

モータースポーツの世界に割とドップリハマってしまった女子ライダー&ドライバー、小鳥遊レイラちゃんの女性目線によるインプレッション。今回のテストカーは、大好きなライトウェイトスポーツのロータス「エリーゼ・スポーツ220II」です。

夢ではない、手に届く純粋なスポーツカー

「ドライビングする歓び」に特化し、ムダを削ぎ落として造られたスポーツカーに乗る時は、いつもワクワクします。ロータス「エリーゼ・スポーツ220II」は、まさにそうしたクルマの筆頭です。

 とはいえ、現実的には色々と扱いにくいところがあるのは否めないので、やっぱりフツーの女子には、こうした純スポーツカーは好まれないかもしれませんね。

「エキシージ」同様、ドアを開けるには、指でキーホールを押し込まないといけないので、ネイルしてる人にはドアを開けづらいだろうし、車高が低くサイドシルが高いので、高いヒールの靴を履いていたら、シートに乗り込むだけでもひと苦労です。

 それに、シフトノブの根元にはシフトブーツがなくて、メカニカルな部分が剥き出しになっているので、一般的な女子のセンスからすると、「ありえない!」と、判断されるかもしれません。

「エリーゼ・スポーツ220II」のようなピュアスポーツカーは、助手席に座っているより、ぜったいに自分で運転すべきです
「エリーゼ・スポーツ220II」のようなピュアスポーツカーは、助手席に座っているより、ぜったいに自分で運転すべきです

●思わず謝ってしまうエリーゼ

 このように、エリーゼ・スポーツ220IIは、女子には何かと厳しい車かもしれません。なのですが、私はこういクルマが大好きなのです。

 機能は走ることに割り切っているので、当然のことながら運転することがとにかく楽しい! あまりにもそのドライビングプレジャーが大きすぎて、それ以外のことは全然気にならなくなってしまうのです。

 そこで、何が楽しいのか私なりに考えてみたのですが、エリーゼの場合は、コーナーを抜ける時のいわゆるオン・ザ・レール感覚にあるのだと思います。今回、改めてエリーゼを運転して、私にもはっきりとその感覚が分かりました。

 エリーゼ最大の強みは、車重が軽いことです。だからストレートからコーナーへ侵入する前にブレーキングしときに、余計な荷重がかからず、ハンドルを切った分だけスーッと狙ったラインを走れるのです。この感覚が本当に気持ちいい。しかも車体もブレないので、思ったとおりに走ることができます。自分の操作に対して、気持ちよくエリーゼがついてきてくれる感覚です。

 エリーゼ・スポーツ220IIは純粋なスポーツカーなので、女子にとって運転もラクではありません。正直、私の腕ではまだまだ手に余るところがあって、ヒール&トゥに失敗したり、エンジンを回しすぎてレブリミッターに当ててしまったり、「エリーゼごめん!」ってこともたびたび。でも、うまく決まった時は最高な気分になれるし、「もっともっと上手に操ってあげたい」と思います。まさにスポーツですよね。

 こんな私ですが、シフト操作がうまく決まったときは、その感触も滑らかでホント気持ちいいんです。

 プロドライバーの丸山浩さんは「ハチミツをかき混ぜるようにシフト操作すると(シフトが)気持ちよく入るよ」と教えてくれたのですが、うーん、ちょっといっている意味がよく分かりません……。たぶん、優しく操作してあげるといい、ということなんですかね。

 しかし、こうした“クセ”のひとつひとつを自分のモノにしていくのも、ピュアスポーツカーの醍醐味だと思います!

 682万円(消費税込)という車両価格も、今の私がすぐに買えるわけではありませんが、手が届きそうな絶妙な値付けです。いまや輸入スポーツカーというと1000万円越えが当り前です。そんななか、エリーゼは徹底的に軽量化を施しての682万円。

 レーシングマシンを造る時にも、実は軽量化が1番コストがかかるといわれています。エリーゼは装備としては質素に見えるかもしれませんが、もっとも大事な所にコストと手間をかけていると思えば、やっぱりお買い得としかいえません。

 最初に挙げたような手強さがあるので、普段使いには難しいかもしれません。しかし、純粋に運転を楽しむセカンドカーとして所有できたら、カーライフがとても充実したものになることは確実な1台ですね。

【画像】小鳥遊レイラがロータス「エリーゼ・スポーツ220II」をチェック!(20枚)

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