マクラーレンとメルセデスの奇跡のコラボ! 「SLR」のクーペとオープンはどちらがプレ値がつく?

「SLR722」は、クーペとオープンのどちらが高額?

 SLR722エディションには、2008年にオープンモデルともいうべき「SLRマクラーレン・722Sロードスター」が追加されている。

 RMサザビーズは、クーペの722エディションとオープンの722Sロードスターを1台ずつ2021年のペブルビーチ・オークションのステージへと導いた。果たして、ボディ形状の違いで、どれほどハンマープライスに差が出るのであろうか。

新車当時の車両価格は7300万円ほどであったメルセデス・ベンツ「SLRマクラーレン722Sロードスター」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
新車当時の車両価格は7300万円ほどであったメルセデス・ベンツ「SLRマクラーレン722Sロードスター」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●若干だがプレ値がついたクーペ

 両車のメカニズムはほぼ共通だが、ロードスターのモノコックやAピラーは、安全性を考慮した強化型へと変更されている。シート後方のロールバーは、それ自体が構造材としての機能も持ち、それらの相乗効果によってロードスターもクーペと同様の剛性を得ることに成功している。

 ルーフは新開発の素材を用いたソフトトップで、ルーフエンドのロックを手動でおこなうほかは、オートマチックで開閉ができる。

 今回オークションに出品されたのは、2007年式の722エディションと、2009年式の722Sロードスターである。いずれも150台の限定車で、両車ともに最高出力650psのV8ユニットが搭載されている。

 注目のリザルトは、クーペの722エディションが60万ドル(邦貨換算約6600万円)、オープンの722Sロードスターが77万5000ドル(同8500万円)での落札となった。

 もともとベースとなるSLRマクラーレンは、クーペよりもロードスターの方が新車価格で1000万円ほど高く、“722”となるとそれぞれおよそ300万円のプライスアップであった。

 新車価格は、722エディションが6300万円、722Sロードスターが7300万円ほどであったので、オープンモデルのほうが価格が大きく上昇しているのがわかる。

 オープンモデルの人気が高いアメリカでのオークションであったということと、レース活動にヒストリーのないこの手のコレクターズアイテムは、やはりオープンモデルの方が人気が高いということなのだろう。

【画像】マクラーレンとメルセデスのダブルネームのクルマとは(33枚)

トヨタが提案する救急車発見技術がスゴすぎる!

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー