タクシー車内での「NG会話」ある? 現役ドライバーが語る! 避けた方が良い会話とは
タクシーの運転手は、運転と同時に接客もおこなう必要がありますが、そういった接客について講習などはおこなわれているのでしょうか。
多様な人を乗せるタクシー、NGな会話とは?
タクシー運転手のなかには、乗客に対して話しかける人もおり、タクシーのなかで運転手と世間話をしたことがある人も少なくないでしょう。
例えば、旅先でのおすすめのスポットや飲食店などの会話をすることも考えられますが、タクシー運転手は乗客との会話に制約などはないのでしょうか。
実際に首都圏のタクシー会社に勤める男性は、乗客としないほうが良いとされている会話について以下のように話します。
「入社時の接客研修のなかで、お客さまのプライベートについて、込み入った話はしすぎないようにと教わっています。
例えば、冠婚葬祭にかかわることや夫婦喧嘩、落ち込んでいる人に対してのアドバイスなど、あまり深入りしすぎないように気をつけています」
ただし、もちろん乗客の方から話を振ってきたり、意見を求めてきたりした場合には、ある程度その話題について話すこともあるようです。
プライベートに深く踏み込んだ会話は、乗客の精神的な負担になることも考えられ、思わぬ発言で反感を買ったり、深く傷つけてしまったりすることも考えられます。
ほかにもタクシー会社によっては、宗教や政治経済といった話題も乗客との会話として推奨されていないそうです。
宗教や政治経済といった内容は、非常にデリケートな話題であり、人によって信仰の度合いや熱量も異なります。
乗客の話題に対して相槌をうっている程度なら問題にはなる可能性は低いと考えられますが、運転手自身の宗教観や意見の押しつけはトラブルに発展することも考えられるため、うかつに話題に出すことは避けたほうが良いと認識されているようです。
このように、乗客との会話としてプライベートに踏み込む内容や宗教や政治にかかわる話題は、タクシー運転手にとって推奨されているものではありません。
ただし、タクシー内での会話については、法律によって決められていることではないので、各タクシー会社によってその規定は異なると考えられます。
タクシー運転手とお客様の会話は緊急時を除いて止めるべきだと思う。緊急事態が起きた訳でも無いのに運転手とお客様が会話していると運転に集中が出来なくて事故に繋がるケースがあるので、タクシーの車内に運転中は緊急時以外運転手に声を掛けないで下さいと明確に提示した方が良いと思う。