タクシー車内での「NG会話」ある? 現役ドライバーが語る! 避けた方が良い会話とは

講習盛りだくさん? タクシー運転手は接客や法令も講習で学ぶ?

 タクシー運転手は運転と同時に、前述のような乗客とのトラブルを避けつつ、接客もこなす必要がありますが、タクシー運転手になるためにはどのような研修や講習がおこなわれるのでしょうか。

 もっとも優先しておこなわれるのが、普通自動車第二種免許を取得するための新人研修であるといえます。

 タクシー運転手になるためには、普通自動車第二種免許を取得している必要があり、基本的にはどのタクシー会社でも免許取得のための新人研修がおこなわれるようです。

 また、地域によっては指定された試験に合格する必要もあり、例えば、東京都の指定地域で新たにタクシー運転手になる場合は、「公益財団法人東京タクシーセンター」の新規講習を受講することが必須となっています。
 
 新規講習では、「法令」「地理」「安全」「待遇」「交通バリアフリー」の5科目について4日間学び、交通バリアフリー以外の科目においては試験が実施されます。

 さらに、前出のタクシー会社の男性は、入社の際の講習について、「実地研修や接客講習などが実施されます」と話します。

 こうした研修や講習の内容は、タクシー会社によって独自のカリキュラムなどが組まれる場合も多く見られますが、基本的に学ぶ内容についてはさほど大差はないようです。

タクシー運転手はさまざまな研修を受けてデビューできる
タクシー運転手はさまざまな研修を受けてデビューできる

 例えば、実地研修では、実際の運転に即した内容の研修がおこなわれ、教官が同乗しての運転指導やメーター類の操作方法の教習などが実施されます。

 また、接客講習では、挨拶や金銭の受け渡し、運転中の会話についてなど、乗客が乗車してから降車するまで、一連のプロセスをまんべんなく学びます。

 接客研修のなかには、ロールプレイング方式で実際に見受けられる乗客とのトラブルなどについても学ぶことがあり、例えば、泥酔している乗客や日本語が話せない外国人への対応、道に迷ったときの対処法などを教わります。

 タクシー運転手になるためには、このように運転技術や接客以外にも、地理や法令などを幅広く学ぶことが求められます。

「運転が好き」「運転が得意」といった理由だけで、すぐにタクシー運転手としてデビューすることは難しいようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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