怪奇現象? 誰も乗ってないのに警告された!? 着座せずもシートベルト警告灯が反応するワケ

走行時にはシートベルトの着用が義務付けられています。非着用の際にはシートベルトリマインダーによって警告されますが、誰も乗っていない席が警告されることもあるようです。

シートベルトは乗員全員の義務! 荷物にも着用が必要?

 クルマに乗る際、運転手や同乗者はシートベルトを着用しなければいけません。
 
 最近では、全席にシートベルトリマインダー機能が備わり、走行時のシートベルト未着用を警告するようになっています。
 
 そうしたなかで、「誰も乗っていないのにシートベルトの警告灯が点灯した」ということがあるようです。

自分以外は誰も乗車していないのに… なぜシートベルトの警告される?(画像はイメージ)
自分以外は誰も乗車していないのに… なぜシートベルトの警告される?(画像はイメージ)

 ユーザーのなかには「野菜をおいたらシートベルト警告灯が点灯した」「助手席にリュック置くと反応してしまう」「食品のせいで警告音が鳴る」など、人以外でもシートベルトリマインダーが反応している事例は見受けられます。

 シートベルトの警告方法は、車種や年式により異なり、少し古い車種では前席のみに警告表示または音をアナウンスするものがありました。

 2020年9月1日以降の新型車では、後席を含めた前席が警告対象となり、運転席付近に全座席情報が表示されています。

 では、シートベルト警告灯は実際にどれくらいの重さから点灯するようになっているのでしょうか。

 自動車整備工場の整備士は「座席の下にはセンサーが搭載されており、近年のクルマの多くは、4kgから5kgほどで点灯するようになっています

 ただし、センサーの場所によって感知の加減は変わり、4kg以上の物だからといって確実にシートベルト警告灯が点灯するわけではありません」

 では、人ではなく、そうした物にセンサーが反応した場合、シートベルトを使用する必要はあるのでしょうか。

 シートベルトの着用については、道路交通法第71条の3で「運転者はシートベルトを着用せずに運転してはならない」また「シートベルトを着用しない者を乗車させて運転してはならない」と定められています。

 よって、やむを得ない事情がある場合や病気の人などを除いて、乗員全員がシートベルトを着用していない状態でクルマを運転することは違反となりますが、物についてはとくに規定がありません。

 しかし、急ブレーキや事故の際には物が散乱したり、運転者にぶつかって運転を妨げたりすることも考えられるため、重さがある物をシートに乗せる際にはシートベルトをしておくと良いかもしれません。

※ ※ ※

 警察庁が公表している2016年から2020年の「自動車後部座席同乗中死傷者のシートベルト着用・非着用別致死率」によると、シートベルト非着用者は着用者と比較した致死率が高速道路で約19.8倍、一般道路で約3.2倍という結果になっています。

 シートベルトの有無は事故の際に大きく影響してきます。そのため、走行時には必ず運転手ならび同乗者は必ずシートベルトを着用するようにしましょう。

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