スズキがワゴンRにスライドドア採用の新型「ワゴンRスマイル」発売 背が高すぎない軽ワゴンで新ジャンル進出へ
スズキ初となる便利な装備が満載
新型ワゴンRスマイルは、乗降性に優れる後席スライドドアを搭載したパッケージングが特徴です。
ワゴンRに対して室内高を65mm拡大し、ゆとりある室内空間を実現。室内空間を拡大しながら、最小回転半径はワゴンRと同等の4.4mを確保しています。
スライドドアは、スズキ「スペーシア」と同等の開口幅600mm、リアステップ地上高345mmとしました。
さらに、パワースライドドアが閉まる動作中にリクエストスイッチ、または携帯リモコンでドアロックを予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」を採用。
なお、「パワースライドドア予約ロック機能」のリクエストスイッチでの操作はスズキ初採用です
加えて、スマートフォンやウエットティッシュなどの小物を収納できるシートバックアッパーポケット(運転席)をスズキ初採用しています。
また、インパネにはスマートフォンなどが充電できるUSB電源ソケットとともに、大型スマートフォンも収納できるセンターポケットを設定。
ワンアクションで素早く格納・復帰できるワンタッチダブルフォールディングリヤシートを採用するなど、利便性に優れた機能が盛り込まれました。
さらに、日焼けの原因となる紫外線(UV)とジリジリとした暑さのもとである赤外線(IR)をカットして、強い日差しから肌を守る「360°プレミアムUV&IRカットガラス」を採用しています。
新型ワゴンRスマイルの安全装備として、予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が搭載されました。
夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーを標準装備。
全方位モニター用カメラ装着車は、狭い道で車速が約5km/h以下でのすれ違い時に自動でナビゲーション画面に左側及び前方の映像を表示して死角を減らし、接触防止をサポートする「すれ違い支援機能」をスズキで初採用しています。
また、運転に必要な情報をカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイや、長距離移動などでの運転操作の負担を軽減する全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ステレオカメラが認識した道路標識を表示する標識認識機能[車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度、一時停止]、さまざまな車両情報を楽に認識できるカラー表示のマルチインフォメーションディスプレイなどを「セーフティプラスパッケージ」としてメーカーオプション設定しました。
新型ワゴンRスマイルに搭載されるエンジンは、660ccの自然吸気エンジン(R06D型)と、同エンジンにISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドのふたつを用意。
WLTCモード燃費は、自然吸気エンジン車は23.9km/L、マイルドハイブリッド車は25.1km/Lです(ともに2WD車の燃費)。
なお、トランスミッションはCVT、駆動方式は2WDと4WDが選べます。
さらに、構造用接着剤や高減衰マスチックシーラーの採用により、操縦安定性、乗り心地を高めるとともに、不快な音や振動を低減する遮音材などを最適に配置して、静かな室内空間を実現しました。
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スズキ株式会社 商品企画本部 四輪商品第一部 ワゴンRスマイル チーフエンジニアの高橋正志氏は、次のようにいいます。
「ワゴンRの運転しやすいサイズと、使いやすく広い室内空間、毎日使って便利で安心の装備、自分らしさを多様に表現できるいままでになく魅力的なデザインなど、これからの時代に向けた自分らしさを表現できる、新しいパーソナルスライドワゴンを作ることを目指して新型ワゴンRスマイルを開発しました。
日々の生活に寄り添い、乗ることで、所有することで、お客さまの気持ちを豊かにする、SNSで発信したくなるようなクルマです。
四角いワゴンでありながら愛着が持て、女性だけでなく男性にも喜んでいただけるオシャレな新型ワゴンRスマイルは、いままでの軽自動車では物足りない、自分のお気に入りを求めている多くのお客さまに喜んでいただけると思います」
新型ワゴンRスマイルの価格(消費税込)は、129万6900円から171万6000円です。
ダイハツ・ムーブキャンパスの対抗商品ですよね。ヒットすれば、日産三菱連合やホンダも追従するのでしょうか?