日産、都心各地でタクシー初乗り無料券配布を計画 自動車メーカーがなぜ?

日産自動車が、東京都心各地でタクシーの初乗り無料乗車券を配布します。なぜ自動車メーカーがタクシーの無料券を配るのでしょうか。

「未来のタクシー」を知ってもらうため

 日産自動車が2015年7月6日(月)、東京駅八重洲中央口で「NV200タクシー」の初乗り乗車無料券(730円相当)を配布しました。

「NV200タクシー」は日産の多目的商用車「NV200(日本名:NV200「バネット」)」をベースに開発されたモデルで、アメリカのニューヨークでは次世代の「イエローキャブ」として約700台が導入されています。

 またスペインのバルセロナ、オランダのアムステルダムなどでは、電気自動車「e-NV200」ベースのタクシー約200台がサービスを展開。「NV200」をベースにしたタクシーが、世界で走っています。

 今回、東京駅で行われた初乗り乗車無料券の配布は、そんな「NV200タクシー」の快適性、乗り心地を体感してもらうことを目的に、日産が実施したもの。現在、日本でミニバン形のタクシーは一般的ではありません。そうしたなか、同社営業本部フリート事業部の野出部長は、これが“未来のタクシー”だよというメッセージを広めるために、無料乗車券の配布企画をスタートさせたといいます。

 また訪日観光客が増えている近年、荷物の多いそうした人たちも積載スペースの広い「NV200タクシー」なら問題なく利用してもらえると野出部長。「時間はかかるかもしませんが、じっくりプロモーションしていきたいです」と話します。

「NV200タクシー」の初乗り乗車無料券は今後、東京駅丸の内口(7/7)や新橋駅SL広場(7/8~10)、有楽町駅日比谷口(7/15~17)、恵比寿駅西口(7/22~24)、新宿駅東口(7/29~31)、品川港南口(8/5~7)でも13時から20時まで実施するとのこと。合計で5万4500部が配布される予定です。

【了】
提供:乗りものニュース

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