国産メーカーも純正採用!台湾のタイヤブランド「マキシス」と「CST」が格安アジアンタイヤと違うワケ

モータースポーツも積極的に参戦!マキシスとCSTのタイヤとは

 マキシスとCSTはどのようなタイヤなのでしょう。

 もともとマキシスは自転車タイヤが発祥で、現在もロードレースでチャンピオンを輩出するようなチームにタイヤを提供しています。

 当然自動車用タイヤでもモータースポーツにも積極的に参加しており、ドリフトなどにも協賛しています。つまり、コントロール性も高いということです。

CST メダリオン MD-A1(左)とCST マーキス MR61(右)共にオートバックスグループ専売商品となる
CST メダリオン MD-A1(左)とCST マーキス MR61(右)共にオートバックスグループ専売商品となる

 もうひとつ、マキシスではオールシーズンタイヤに力を入れています。AP2という商品名で、M+Sマーク、ぬかるみや雪路でも十分な性能を発揮するタイヤを証明するマークのほかに、スノーフレークマークも記されています。

 これは国際標準化規格認定機関「ASTM」の公式試験で、シビアスノー条件に適合していることを証明する非常に重要なもの。その理由は、例えオールシーズンタイヤといえども、高速道路で冬用タイヤ規制(スタッドレスなどの冬用タイヤを装着していないと通行不可)がかかった場合、このマークがついていないと通行できないのです。

 しかしAP2ではサイドウォールに明確に記されているので安心ですし、その性能もお墨付きです。

◆試乗することが難しい「タイヤ」…規模や純正採用は一つの判断基準になり得る

 このように、マキシスは様々な研究開発技術や、モータースポーツから得た知見をもとにオールシーズンタイヤだけでなく、乗用車用タイヤなど多くのラインナップを誇っています。

 マキシスの姉妹ブランド、CSTも研究開発はマキシスと同じですので、その性能は同等といっていいでしょう。

 マーキスMR61やメダリオンMD-A1といった乗り心地やウェットグリップを両立したタイヤをラインナップ。多くの乗用車にお勧めのタイヤといえるでしょう。

 近年安価なタイヤが多く出回っていますが、その多くは自動車メーカーへの納入実績がないなど、性能面での不安要素も見受けられます。

 タイヤはクルマと違って試乗することがなかなかできません。それであるならば、世の中でそのタイヤメーカーがどのような位置付けなのか、自動車メーカーから認められているのかなどの視点を持つのも選び方のひとつです。

 そうすることで、実は良いタイヤが比較的安価に手に入るなど、大きなメリットを享受できるでしょう。因みにマキシスとCSTはオートバックスで購入できますので、興味のある方はホームページをチェックしてみてください。

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