ホンダ新型「オデッセイ」発表か 新型「エリシオン」と同時に中国でお披露目間近
まさかの新型「エリシオン」も登場!? その正体とは
また、オデッセイは「広汽ホンダ」が展開するモデルですが、ホンダの中国にける別の合弁企業「東風ホンダ」からはデザインが異なる姉妹車のエリシオンが展開されています。
エリシオンと聞くと多くの人はホンダが日本市場向けに2004年から2013年まで販売した最上級のミニバンを思い浮かべる人が多いでしょう。
ですが、現行のエリシオンは2016年から東風ホンダが製造・販売しています。
オデッセイとエリシオン以外にも、ホンダでは東風ホンダと広汽ホンダの順で「エンヴィクス/クライダー」、「CR-V/ブリーズ」、「XR-V/ヴェゼル」、「UR-V/アヴァンシア」、「ライフ/フィット」などがあります。
このエリシオンも、今回のオデッセイのマイナーチェンジに合わせてアップデートされることがわかっています。
現行のエリシオンは2016年の登場以来、とくに大きなデザインの刷新も受けず、5代目レジェンドの前期モデルのようなフロントマスクで現在まで販売されています。
今回のマイナーチェンジでは刷新されたオデッセイをベースとする形状にボディ下部まで続く大型のグリルを配置し、よりシャープな印象を与えるヘッドライトを加えることで、古臭さを拭って新たな車種へと生まれ変わることが可能となるでしょう。
ちなみにオデッセイのe:HEVは広汽ホンダ製のLFB11型エンジンを搭載しますが、エリシオンは東風ホンダ製のLFB12型を搭載するとなっています。
両者に性能面での大きな違いはなく、番号の違いも単に製造企業を識別するためだと考えられます。
中国におけるミニバンの競争は激しさを増しています。現在中国に投入されている代表的なミニバンは大きく分けて、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」やレクサス「LM」、上汽五菱GMビュイック「GL8アヴェニール」などの高級志向モデル。
そして広汽トヨタ「シエナ」や北京ヒュンダイ「クスト」(ともに2021年中発表予定)、上汽フォルクスワーゲン「ヴィロラン」などのファミリー志向モデルのふたつがあります。
2021年8月現在、オデッセイは22万9800元(邦貨換算:約389万3000円)から32万3800元(約556万3000円)、エリシオンは29万4800元(約499万4000円)から32万8800元(約557万1000円)にて販売されています。
そのため、価格帯からするとファミリー志向のミニバンになります。ホンダはライバルに対する装備面の優位性やデザインのアップデートをおこなうことで、これからトヨタなども参入してくる低価格帯ミニバン市場においての生き残りを図る狙いがあるでしょう。
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