【85台限定】アストンマーティンがモントレーで新型「ヴァルキリー・スパイダー」をお披露目!

ルーフの外し方も独特な「ヴァルキリー・スパイダー」

 ヴァルキリー・スパイダーの取り外し可能な専用の軽量ルーフは、カーボンファイバー製センターパネルとポリカーボネート製ルーフウインドウから構成されている。

ルーフを外した状態でも空力性能は維持されている
ルーフを外した状態でも空力性能は維持されている

●どうやってルーフを外す?

 センターパネルは、ルーフ後端のタブとウインドスクリーン・サラウンドに固定される一方で、ルーフウインドウはそれぞれの側で支えられている。ルーフを取り外す際は、ドアを開け、ルーフを持ち上げて収納するだけだ。

 取り外し可能なルーフパネルとラグジュアリーなオープントップ・レイアウトを実現し、新しくなったドアをサポートするために、カーボンファイバー構造に変更が加えられている。これにより、ヴァルキリー・スパイダーのドアは、車両前方に向けて上部へ跳ね上がるフロントヒンジ・タイプになった。

●オープン状態で時速330キロ!

 搭載される1155psのハイブリッドV12パワートレインに変更はないものの、ヴァルキリー・スパイダーでは、カーボンファイバー構造に改良が加えられ、アクティブ・エアロダイナクス・システムとアクティブ・シャシ・システムのキャリブレーションが全面的に見直されることになった。

 これらの対策は、ルーフを取り外した状態で走行したときでも、本来のパフォーマンスを発揮できるようにすることを目標としている。

 この結果、ルーフを取り外した状態での最高速度は330km/h以上に達し(ルーフを装着した場合は350km/h以上)、アストンマーティン史上最速かつもっとも過激なオープントップ・モデルとなった。

 世界耐久選手権を戦うLMP1マシンと同等のパフォーマンスを発揮するヴァルキリー・スパイダーは、公道走行可能なモデルとしては、通常では達成できないレベルのラップタイムを計測できるようにシミュレートされているという。ぜひともニュルブルクリンクでタイムアタックしてほしいものだ。

【画像】「ヴァルキリー」のルーフありなしを比較(5枚)

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Writer: VAGUE編集部

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