なぜ初音ミクが交通安全を呼びかけ? 北海道の警察&教習所とコラボした背景とは
バーチャル・シンガーこと「初音ミク」と北海道警察・北海道指定自動車教習所協会は、交通事故防止の企画においてコラボレーションしています。なぜ両者のコラボレーションが実現したのでしょうか。
バーチャル・シンガー「初音ミク」となぜコラボ?
北海道警察・北海道指定自動車教習所協会では、2021年に初音ミクとコラボした交通事故防止のポスターを作成しました。
どのような背景でコラボレーションは実現したのでしょうか。
北海道には、北海道指定自動車教習所協会に所属する自動車教習所が76校あります。
この76校は、道路交通法の定める人的・物的および運営のそれぞれの基準に合致しているとして、公安委員会の指定を受けた教習所です。
一方の初音ミクとは、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(北海道札幌市)が開発した、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」です。
大勢のクリエイターが初音ミクで音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなりました。
キャラクターとしても注目を集め、今ではバーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブをおこなうなど多方面で活躍するようになり、人気は世界にひろがっています。
では、一体なぜ、こうしたバーチャル・シンガーとコラボした啓発ポスターが作成されたのでしょうか。
北海道指定自動車教習所協会の担当者は以下のように話します。
「北海道警察の交通部の提案で、交通事故防止に協力したいという気持ちから、初音ミクとのコラボに参加しました
初音ミクのことが好きな人が多いようで、警察署だけでなく北海道警察の本部にも反響があったと伺っています」
※ ※ ※
初音ミクとのコラボ企画は、北海道警察交通部が主導し、北海道指定自動車教習所協会が協力したという流れで、実現したとされています。
初音ミクは人気のキャラクターのひとつでもあるため、多くの人の目に触れることで、交通安全対策の推進にも繋がることも要因のひとつといえるでしょう。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。