VW新型クーペSUV「タイゴ」欧州デビュー! ポロクラスのコンパクトSUVは日本でも登場する?
独フォルクスワーゲン(VW)は2021年7月29日、コンパクトSUVクーペ「Taigo(タイゴ)」をオンラインで初公開しました。
全長4266mmのスタイリッシュ・クーペSUV
独フォルクスワーゲン(VW)は2021年7月29日、コンパクトSUVクーペ「TAIGO(タイゴ)」をオンラインで初公開しました。
タイゴは、2021年末に欧州で販売を開始する予定のBセグメントのクーペSUVです。スペインのパンプローナ工場で生産されます。
このモデルは、2020年5月に南アメリカ市場に導入された「Nivus(ニーヴァス)」をベースにしたモデルで、全長4266mm×全幅1757mm×全高1493mm、ホイールベース2566mmというポロクラス(Bセグメント)のコンパクトSUVになります。
MQBプラットフォームを採用。コンパクトなボディながら、長いホイールベースのおかげで乗員5人が快適に過ごすことができる車室の広さを実現しているといいます。また荷室容量は通常時で415リッターを確保しています。
SUVながら、Cピラーが寝ているスポーツクーペのような独特なプロポーションを持つのが特徴で、フロントにはLEDヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、そしてLEDフォグランプと最新のVWモデルのデザインDNAを受け継いでいます。
インテリアは高解像度の10インチタッチスクリーン(タブレットサイズ)を備え、これまでにないコネクテッドとエンタテイメントを提供するといいます。デジタルメーターにも10インチ液晶を用いています。
コネクティビティとして新しいインフォテイメントシステム「VW Play」を装備。独自のアプリストアがあり、オーディオブックやストリーミング音楽再生、ナビゲーションなど、クルマでの使用のために特別に設計されたアプリを提供している。ユーザーはそれらをカスタマイズして使うことができます。
安全装備も充実。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をはじめエマージェンシーブレーキシステム、ヒルホールドアシストなども標準装備しています。また「IQ.ライト」と呼ばれるLEDマトリックスヘッドライトも用意、さらにオプションとして、0−210km/hの範囲で作動する「IQ.ドライブ トラベルアシスト」も用意されます。
タイゴの登場で、「T-Cross(T-クロス)」「T-Roc(T-ロック)」「Tiguan(ティグアン)」そしてTaigo(タイゴ)と、頭文字が「T」のVWのSUVシリーズは4車種になります。
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タイゴの日本導入予定はあるのでしょうか。フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)によると「まだ決まってはいないが、おそらく導入することはないと思います」とのことです。
全長4.3m前後のSUVといえば、日本市場ではトヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-3」「CX-30」など、売れ筋のコンパクトSUVが揃っていますが、なぜいまのところ導入予定はないのでしょうか。
2020年7月に日本で発売されたVWのクーペSUV「T-Roc」の全長は4240mmと、ほとんど今回登場した新型タイゴと同等のスペックになっています。日本導入の可能性が低い理由には、そういう事情が関係しているようです。
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