当時の子どもはみんな憧れた! マンガやカー消し 1970年代後半の「スーパーカーブーム」ってなに?

かつて「スーパーカーブーム」と呼ばれる一大ムーブメントがあったのを覚えていますか。1970年代後半、当時の小中学生は夢中になってマンガを読み、テレビ番組を見て、スーパーカーの名前を覚えたものです。いまの40代から50代には懐かしい、あの当時を振り返ってみます。

一瞬で燃え上がり、燃え尽きた「スーパーカーブーム」

 1970年代後半にかけて、一気に盛り上がり、そして、あっという間に収束したのが「スーパーカーブーム」です。

 これは1975年(昭和50年)に、雑誌「週刊少年ジャンプ」にて連載が始まった漫画『サーキットの狼』がきっかけでした。

ランボルギーニ「カウンタック」。当時の少年たちの一番の憧れのクルマだった
ランボルギーニ「カウンタック」。当時の少年たちの一番の憧れのクルマだった

 漫画作品が人気になるだけでなく、作品中に登場するマシンを模した「スーパーカー消しゴム」などの、関連グッズが数多く発売され、また実写版の映画が製作され、さらには『対決! スーパーカークイズ』のようなテレビ番組さえ生まれました。

 さらにはリアルな場にもその影響が表れており、東京都内などでスーパーカーを販売する店には、カメラを抱えた子供たちが大勢押し寄せるようになったのです。

 最盛期となる1977年5月に、東京晴海国際貿易センターで開催された『スーパーカー・世界の名車コレクション‘77』は、4日間でなんと46万人もの来場者を集めたのです。

 しかし、そのブームは勢いこそ格別であったものの、1978年後半から1979年になると、すっかりと沈静化してしまいます。まさに一過性のブームと呼べる、一瞬の煌きだったのです。

※ ※ ※

 では、なぜ当時、あれほど「スーパーカーブーム」は盛り上がったのでしょうか。

 じつのところ、筆者は1960年代後半の生まれであり、「スーパーカーブーム」を小学校高学年で体験しています。地方都市に住んでいたため、東京都内へカメラを持って赴くことはできませんでしたが、それでも漫画は愛読していたし、スーパーカー消しゴムのような関連グッズは、抱えるほど数多く持っていました。

スーパーカー消しゴム(通称:カー消し)。BOXYというボールペンで弾いて遊んだ(c)高桑秀典
スーパーカー消しゴム(通称:カー消し)。BOXYというボールペンで弾いて遊んだ(c)高桑秀典

 当時はやはり『サーキットの狼』の漫画を貪るように読んでいて、熱く友人と語っていたことも覚えています。

 そんな当時を振り返ってみると、あの頃の小学生は、テレビと漫画だけが娯楽であったように思えてきます。インターネットがないのは当然ですし、スマートフォンもなく、SNSもない。小学生向けの雑誌もほとんどありませんでした。

 子供なのでラジオも聞かないし、映画館にもめったに行くことはない。そうなると『少年週刊ジャンプ』と『少年週刊チャンピオン』を読んで、あとはテレビを見るだけ。現在と比べると、あきれてしまうほどエンターテインメントが少なかったのです。

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コメント

1件のコメント

  1. 画像のチョイスがおかしい
    カウンタックは赤のLP400/LP500が人気で、なによりライバルの512BBや308が無いのはなぜ?