ボルボはなぜ世界中で絶好調!? 2021年上半期 史上最高のセールスを記録した強さの秘訣とは
オンライン販売も前年同期比5倍以上増加した
ボルボが世界的に好調な理由とはどこにあるのでしょうか。
ひとつは、魅力的なSUVラインナップ「XCシリーズ」の充実度でしょう。

2021年1月から6月の上半期の販売台数で、上位ベスト3のモデルは、1位がXC40で11万8121台、2位がXC60で11万3500台、3位がXC90で5万4177台となっています。上位3モデルはSUVのXCシリーズが占めています。
さらにオンライン販売に力を入れているのも、販売を後押しした理由のひとつです。オンライン販売は2020年の同期と比較すると、5倍以上増加しています。これは多くの市場で幅広いオファーと相まって、ユーザーの需要が高まったことによるものです。
また、電動車に対する世界的な需要の急増も理由に挙げられます。
ボルボ・カーズは2017年7月に、ボルボ全モデルを電動化すると発表しました。その戦略にもとづき、日本でも2020年11月にボルボの国内販売化モデルはすべて電動化されています。こうした戦略が、新型コロナのパンデミックの影響からの急回復を後押ししています。

ボルボが「Recharge(リチャージ)」と呼ぶピュアEV(BEV)、またプラグインハイブリッド(PHEV)も人気です。世界で販売されたボルボ車の24.6%を占めています。2020年上半期と比較すると、リチャージモデルのシェアはおよそ150%増加しています。
ボルボは今後数年間で、数台のBEVを発売する予定になっています。2025年までに、世界での販売台数の50%がBEVで、残りが電動車になることを目指しているそうです。ボルボは現在、全モデルにPHEVを設定している唯一の自動車メーカー。こうした戦略が功を奏しているといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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