なぜ「トヨタ車」が上位を独占? ヤリス以外で検索急上昇ランキングの上位になった意外な車種とは

ここまで全部トヨタ車、残る2位と1位は?

 ●2位「ハリアー 80」(トヨタの80系ハリアー )

 2020年6月に発売された4代目となる現行「ハリアー」。

 開発コンセプトとして「見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く感性品質を重視。実用性や、数値一辺倒ではない、人の心を優雅に満たしてくれるただひとつの存在」を目指し開発されました。

 先代モデルを凌駕するデザイン性をはじめ、走行・快適・安全などさまざま性能を大幅に向上させています。

 デザインや質感が高まったことで、高価格帯の輸入車ブランドのSUVと比較検討するユーザーが増えたほか、発売から1年以上が経過した2021年7月現在でもグレードによって納車待ちが長くなることもあるほどの人気ぶりです。

 パワートレインは、2リッターガソリン車と2.5リッターハイブリッド車となり、それぞれに2WDや4WD、E-Four(電気式4WD)を組み合わせています。

 また、トヨタ初となる「デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)」を採用。

 これは、従来のデジタルインナーミラーに、新たに追加した前方カメラとデジタルインナーミラー用後方カメラが捉えた走行中の映像を、SDカードに録画する機能となり、昨今需要が高まっているドライブレコーダーに類似する装備となります。

 ハリアーの価格は299万円から504万円となり、先代モデルよりもエントリー価格を引き下げた「300万円以下」というインパクトは大きく、発売当初には話題となりました。

国産高級SUVともいわれるトヨタ「ハリアー」
国産高級SUVともいわれるトヨタ「ハリアー」

 ●1位「ヤリスクロス」(トヨタ)

 2020年8月末に発売された「ヤリスクロス」のコンセプトは、「ヤリスシリーズならではの『軽快な走り』『先進の安全・安心技術』『低燃費』を受け継ぎつつ、利便性にとどまらず、乗る人の個性やライフスタイルを彩る都市型コンパクトSUVとして、新たな価値を提供するクルマ」として開発されました。

 ヤリス同様、コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用。

 その性能をいかしきるパッケージとし、ヤリスの持つ「凝縮感」に加え、SUVならではの力強さ、存在感を表現したムダなくバランスのよい洗練されたプロポーションを実現しました。

 また、1.5リッターガソリン車には、路面状況に応じた走行支援を、3つのモードから選択できるマルチテレインセレクトなど、SUVの走りを堪能できる機能を搭載。

 1.5リッターハイブリッド車には、E-Four(電気式4WDシステム)を設定したほか、SUVの常識を超えたクラス世界トップレベルの低燃費(2WDでWLTCモード30.8km/L)も実現しています。

 価格は179万8000円から281万5000円となり、激戦区となるコンパクトカー市場において高い人気を誇る1台です。

※ ※ ※

 今回、2021年上半期のヤフオクにおける、 検索急上昇キーワードランキング(自動車部門)では、上位5車種がすべてトヨタ車という結果とっています。

 実際に、登録車販売台数においても上位の多くをトヨタ車が占めていることから、クルマの用品や中古パーツなどを求めるヤフオクユーザーにとっても気になる存在といえそうです。

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