全長10m超の巨大はしご車が約400万円!? 40mはしご車が個人で買える? 購入時に赤灯が外される理由

中古の消防車はどのような人が購入する?

 では、中古車販売店で売られている消防車はどのような人が購入するのでしょうか。

 前出の中古車販売店の担当者は、次のように話しています。

「大型のはしご車などは海外に輸出されるケースが多いです。

 日本の消防車は高性能で故障せず、しかも直前まで消防署で活躍していたので点検整備がしっかりなされているため、海外では非常に人気が高いそうです。

 国内では大きな工場などが自前の消防隊用に購入するケースもまれにあるようですが、数は少ない印象です。

 中型のポンプ車などは、各地の消防団が購入する場合もあります。また、ドラマや映画の劇用車として購入されるケースもあるようです。もちろん、マニアの人が個人で所有するために買われることもあります」

子供の頃憧れた消防車は購入出来るかもしれない (画像はツインリンクもてぎでのイベント)
子供の頃憧れた消防車は購入出来るかもしれない (画像はツインリンクもてぎでのイベント)

 SNS上には、マニアの人が旧型の消防車を所有している情報も掲載されており、楽しそうにドライブする様子が公開されています。

 2021年3月31日をもってヤフオクでの官公庁オークションは終了していますが、官公庁オークション自体は今後も別団体がおこなうといいます。

 ちなみに、日本では1950年代には赤や白といったボディカラーは、法律で禁止されていました。

 理由としては消防車や救急車などの緊急車両と間違うからというものでしたが、1960年代には撤廃されています。

 その撤廃に尽力したのがホンダで、スポーツカーの「S500」を発売する前に「小さいクルマだから赤にカラーリングして目立たせたい」と決まり、開発担当者が運輸省に何度も足を運んで交渉したといいます。

 最初は門前払いの状態だったそうですが、最終的に認められ、赤いS500の発売が可能になりました。

 ほかのメーカーもホンダに追従して赤いクルマを発売し、現在に至ります。

【画像】全長10m超の巨大はしご車が凄い! 40m上空の様子を見る!(19枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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