全長10m超の巨大はしご車が約400万円!? 40mはしご車が個人で買える? 購入時に赤灯が外される理由
消防車は、火事などのさまざまな状況下で救助活動をおこなっています。そんな消防車は、個人で所有することはできるのでしょうか。
消防車は個人でも買うことはできる!?
火事が起こった際に大活躍する消防車は、地震や交通事故の災害など、多くの救助活動に対応が可能なクルマです。
そんな消防車を個人で購入することはできるのでしょうか。
消防車にもさまざまな種類があり、ビル火災の消火で活躍するはしご消防車や、クルマに水のタンクが付いている水槽付消防ポンプ自動車は、消火活動のほか、消火栓の点検など、日常の消防業務でも活動しているクルマです。
そんな、消防車ですが中古車情報サイトで検索するといくつかの個体がヒット。大型のはしご車から、軽トラックベースのコンパクトな消防車まで、さまざまな種類の消防車が販売されていおり、「40mはしご車」では約400万円、中型のポンプ車で約350万円となっていました。
中古車サイトにはいくつか消防車が見られますが、これらの車両は購入して登録することができるのでしょうか。
大型車特殊車を専門に扱う中古車販売店の担当者は、以下のように説明します。
「これらの車両は、地方自治体が耐用年数を過ぎた消防車や、救急車を民間に払い下げることから、中古車サイトに掲載されています。
自治体によってはかつてヤフオクの官公庁オークションというサービスを使って消防車を払い下げていたこともあります。
現在でも、基本的に入札方式なので、資格を満たせば入札可能となっています。なので、個人でも買おうと思えば買うことはできますが、大体は弊社のような業者が落札しているようです。
落札後は、赤色灯とサイレンを制御する『サイレンアンプ』という部品と、消防署の紋章や『○○市消防局』という表示は取り外されて引渡されることが多いです。
赤色灯やサイレンが作動する状態で、緊急車両の許可を得ずに公道を走行するのは違法なので、取り外されることになります。
ただ、サイレンアンプは購入可能なので、赤色灯やサイレンを使用できるようにして、再び緊急車両として登録することもできます」
※ ※ ※
緊急自動車については、道路交通法39条で「消防用自動車、救急用自動車その他の政令で定める自動車」と規定されています。
また、消防自動車については道路交通法施行令で「消防機関その他の者が消防のための出動に使用する消防用自動車のうち、消防のために必要な特別の構造又は装置を有するもの」「消防機関が消防のための出動に使用する消防用自動車」と定義されています。
緊急自動車として登録するためには公安委員会へ届出をし、指定を受けることが必要となり、これがない状態で走行すると違法となります。
つまり、緊急自動車として認められれば、赤色灯を点灯させ、サイレンを鳴らして公道を走行することができますが、医療機関が所有する救急車や、大規模な工場が所有する自衛消防隊の消防車など以外で、個人として緊急自動車の許可を得ることは現実的ではないでしょう。
その耐用年数がイカサマ
根拠の怪しい排ガス規制と耐用年数がトラック車体メーカーの糧だからね〜
上物だけでも安く海外メーカーを使う市町村もあるけど申し訳程度だからね。
縦割り行政を批判しておきながら、ちゃっかり縦割りに集るのが日本の企業だから質が悪い?と言うか民間企業も縦割りだけどねw