アルファ ロメオ111周年記念パレードに参加! モンツァに集まったレアなクルマとは?

アルファ ロメオ生誕111周年パレード開催!

 2021年6月13日(日)、MIMO最終日。

 先ずはモンツァサーキットに向かった。この日は各クラブから新旧800台以上のクルマが集まり、走行がおこなわれた。私はスクーデリア デル ポルテッロとRIARの合同のアルファ ロメオ111周年記念のパレードに友人と「4C」で参加。アルファ ロメオだけで500台以上が集まった。

アルファ ロメオの四駆「マッタ」が10台、これだけ揃って見られるのは非常に珍しい
アルファ ロメオの四駆「マッタ」が10台、これだけ揃って見られるのは非常に珍しい

 そこには珍しい1950年から1955年生産のアルファ ロメオの四駆「Matta(マッタ)」が10台が並んだ。マッタは1950年の終わりごろからアルファ ロメオがイタリア軍の偵察車両入札に応募するためにジュゼッペ・ブッソが開発を始めた車両だ。

「1900」のツインカムエンジンを搭載するオフロード車で、総計2075台が生産されたが、軍の入札はフィアットの開発した車両に決まったため生産はその時点でストップした。マッタは軍にも納入されたが大部分は警察、カラビニエーリに納入されている。

●憧れのモンツァサーキットのバンクを走る!

 それにしてもこの日の気温は35度はゆうに超え、しかもアスファルトで太陽燦燦の光を浴び体力消耗。こんな日でもスクーデリア デル ポルテッロのメンバーはレーシングスーツを着て、クーラー無しのレーシングカーに乗り込んでいる。さぞかし大変な1日だっただろう。

 その他、Aci StoricoからVW「マッジョリーノ」が70台、その他、各クラブから約300台集まった。この日もパレードでバンクを走行。誰にとってもこのバンク走行は夢だったに違いない。どんなに暑くても、憧れのバンクを走れただけでもこのイベントに参加した価値はあっただろう。

 夕方になると暑さで疲れ切ってしまった人が続出、気がつくと参加車はかなり減っていた。

MIMO最終日の23時、夜のライトに照らされたパガーニ「イモラ」
MIMO最終日の23時、夜のライトに照らされたパガーニ「イモラ」

 私達は17時頃にサーキットを出て、ミラノへと戻ることにした。しかしなんと信じられないことに、アルファ ロメオ4Cが道端で止まってしまったのである。オルタネーターの故障らしい。多分あの暑さに耐えられなかったのだろう。クルマはそのまま修理工場へ。

 6月10日から始まったMIMO。最終日の夜23時までクルマは展示されているというので、展示されているクルマたちとの最後の別れをすべく、ミラノの中央に向かった。

 夜の光に包まれて幻想的なドゥオーモの大聖堂の周りに並ぶスーパーカー。この歴史ある建造物と最新のスーパーカー、この光景は、ここミラノでしか見られない貴重な経験だ。来年おこなわれるであろうMIMO開催まで、この美しい映像を心に大切にしまっておこう。

 2021年、パンデミックという見えない敵と共存しながらの開催となった第1回ミラノ モンツァ オープンエア モーターショー(MIMO)。長い自粛生活のなか、久しぶりに人々の心に光が当たった気がした。この光がずっと続くことを願うばかりだ。

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