【世界限定60台】最高速度575キロを称えるロールス・ロイス「ランドスピード・コレクション」の別注装備とは
ロールス・ロイスの忘れてはならない栄光の歴史とは
ロールス・ロイス・モーターカーズ社のトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、今回の「ランドスピード・コレクション」を発表するプレスリリースにおいて、以下のように語っている。
●どうして「ランドスピード・コレクション」をつくったのか?
「現状よりもさらに先へと進み、より多くのことをしたい、より大きくなりたいというのは人間の本能です。視野を広げ、新しい限界を定義したいという生来の欲求は、私たちロールス・ロイスも常に理解してきた本能です。そして、新しい『ランドスピード・コレクション』ともに、もう一度行動を起こすこととしました。
レイスとドーンのブラックバッジの両方を含むコレクションは、まさにその勇敢で恐れを知らない先駆的な精神の持ち主にオマージュをささげたものです。彼の名前は、ケンブリッジ大学を卒業した天才的エンジニアにしてレーシングドライバー、そして、才能のある発明家でもあるジョージ・エイストン大尉です。1930年代後半、彼は2基のロールス・ロイスV型12気筒『R』航空エンジンを搭載した『サンダーボルト』とともに世界スピード記録を3回破りました。
エイストン大尉は、壮大な努力の時代から真の英雄でした。それにもかかわらず、彼とサンダーボルト号が成し遂げた偉業は、80年以上もの間ほとんど忘れられていたのです。そこで私たちは、このコレクションで大尉の記憶をよみがえらせ、彼の驚くべき物語を再び語る機会を創ることにしました。
レイスとドーンの『ランドスピード』を通して、オーナーとなるお客様は大尉の驚くべき業績や壮大なビジョン、そして並外れた勇気を再認識できます。そして、数多くの絶妙なデザイン要素とストーリーの相関関係に夢をはせることでしょう」
ベースモデルとなるゴーストが昨年2代目へと進化を果たし、レイス/ドーンともに遠くない将来のリニューアルが予想されるいま、現行モデルのフィナーレを飾るスペシャルモデルは、これからも様々なかたちで世に現れるとみて間違いあるまい。
R-Rファンのひとりであることを自認する筆者としては、今後の展開が楽しみでならないのである。
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