新車300万円からも手ごろ感? コロナ禍でキャンピングカー市場好調!「安全に移動&宿泊」ニーズ追い風

日本でキャンピングカーの人気が高まっています。2020年の販売総額は過去最高の約582億円、コロナ禍でも前年対比10%以上も数字を伸ばしています。キャンピングカーは高級なイメージがありますがじつはさまざまな種類があり、安いものでは新車価格で300万円から用意されています。そんなキャンピングカーの種類と魅力とはどんなものなのでしょうか。

軽キャンパーなら300万円台から

 キャンピングカーの人気が高まっています。「誰にも会わず目的地まで行けて、しかも安全に宿泊できる」というキャンピングカーは、コロナ禍であっても好調な販売をキープしているといいます。

 今回は2021年6月12日・13日に開催された「東京キャンピングカーショー2021」で見つけた、最新のキャンピングカーを価格帯別に紹介します。

キャンピングカーはこのコロナ禍でも順調に売上を伸ばしているそうだ。写真はナッツRV社のキャブコン「クレソンジャーニー Type-W EVOLITE」のインテリア
キャンピングカーはこのコロナ禍でも順調に売上を伸ばしているそうだ。写真はナッツRV社のキャブコン「クレソンジャーニー Type-W EVOLITE」のインテリア

 まず、キャンピングカーといっても、具体的にはさまざまなタイプが存在しています。

 なかでも日本で人気を集めるのは、軽自動車をベースにした「軽キャンパー(軽キャンピングカー)」、バンやミニバンの内部を改造した「バンコン(バンコンバージョン)」、キャブ(運転席)のあるシャシにオリジナルのキャビンを載せた「キャブコン(キャブコンバージョン)」、専用のベアシャシにキャビンを載せる「フルコン(フルコンバージョン)」、そしてバスボディの運転席より後部にキャビンを載せる「セミフルコン(セミ・フルコンバージョン)」があります。

 他にも、バスの内部を改装する「バスコン(バスコンバージョン)」、ピックアップトラックの荷台にキャビンを搭載する「トラキャン(トラックキャンパー)」、自走不可の「トレーラー」などと種類も豊富です。

 日本の場合、「軽キャンパー」「バンコン」「キャブコン」は国産車が多く、「フルコン」や「セミフルコン」「トレーラー」は輸入車の人気が高いという傾向があるといいます。

●300万円台から探せる軽キャンパー

 日本ならではのキャンピングカーといえば「軽キャンパー」です。

 軽自動車をベースにするため、キャンピングカーとしては室内空間のサイズは最小限。水回りに関しては、キッチンはありますが、シャワーやトイレまで設置されるケースはほとんどありません。室内空間を拡大するために、2階にも就寝スペースを作るポップアップルーフを装備する車種もあります。

東和モータースの軽キャンパー「インディ108」
東和モータースの軽キャンパー「インディ108」

 サイズが小さいということで、安いものでは新車で200万円台と手ごろな車両価格が特徴です。ただし、キャンピングカーは装備類を追加していくことが一般的なので、300万円以上の予算で考えるほうがいいでしょう。

 写真は東和モータースの軽キャンパー「インディ108」。ベースがダイハツの「ハイゼットトラック」で、最新の衝突被害軽減自動ブレーキを装備しているのが特徴です。

 2WDと4WD、5速MTと4速ATが選択できます。13リットルの水を供給するキッチンがあり、シャワーヘッドを車外にまで引き出すことも可能です。ポップアップルーフを備えた4人乗車、4人就寝モデルで、車両価格(消費税込、以下同)は315万1150円から357万6100円です。写真のグレードは「エクストラSAIIt 2WD 4AT」で、344万3000円です。

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