新車300万円からも手ごろ感? コロナ禍でキャンピングカー市場好調!「安全に移動&宿泊」ニーズ追い風
憧れの「フルコン」「セミフルコン」は1000万円以上を狙いたい
●気軽に使える500万円からのバンコン
バンコンとは、トヨタのハイエースや日産キャラバンなどをベースに内部を改装したキャンピングカーです。
仕様は多彩で、シートとベッドだけで寝るだけものもあれば、ベッドとキッチン、ベッドと車外で使うシャワーなど、使い方に合わせた仕様を選ぶことができるのも特徴です。また、軽キャンパーと同じく、ポップアップルーフ仕様も用意されています。ただし、室内シャワールームやトイレ専用室まではないのが特徴になります。車両価格は400万円台からスタートするも、ボリュームゾーンは500万円から700万円といったところになります。
写真は、株式会社ホワイトハウスの「コンパス」シリーズ。ポップアップルーフだけでなく、ハイルーフ、上階に寝ることのできるグランドハイルーフという3種類のルーフを用意しています。乗車定員6名で就寝定員は4名。キッチンだけでなく、冷暖房用の装備も用意されています。価格は498万800円からとなっていますが、中心価格帯は600万円台になります。
●800万円からのキャブコンはキャンパーの王道
ベース車のキャブ(運転席まわり)のみを残し、オリジナルのキャビンを載せるのがキャブコンです。一般的に「キャンピングカー」と聞いたときに、誰もが最初に頭に思い浮かべるスタイルではないでしょうか。
その特徴は、広々とした室内空間が生み出す居住性の高さです。シート&テーブル、ベッド、キッチン、さらには冷暖房に収納やトイレスペースまでも備えているものが多く、文字どおり“移動可能なマイルーム”というクルマになります。
さまざまな仕様とオプションが用意されているため、自分のライフスタイルに合った仕様を選んで決定するだけでもひと苦労するはずです。価格は600万円台からスタートしますが、やはり余裕を持って800万円の予算で考えたいところう。ただし、装備類を加えていくと、青天井にもなるのでご用心を。
写真のクルマはナッツRV社の「クレソンジャーニー Type-W EVOLITE」。車内の後部に2段ベッドを備え、サブバッテリーを3つ装備。そのためエンジンを始動しなくても、家庭用エアコンや電子レンジを使うことができます。価格は718万1900円から用意されています。
●憧れのフルコン/セミフルコンは1000万円以上を用意したい
フルコンとセミフルコンの多くは、車幅が2mを超え、全長も6mから9mにも及びます。「モーターホーム」と呼ばれることもあり、まさしく移動する家、といった大きさです。
当然、室内空間は広々としており、テーブルにキッチン、ベッドだけでなくシャワー&トイレのスペースも備えているものがほとんどで、快適性は抜群です。つまりキャンピングカーとして、憧れの存在といえるでしょう。
フルコン/セミフルコンになるとさまざまな室内レイアウトやオプションを選ぶことができるので、カスタマイズをして自分たちの使い方にあった1台を選びたいところです。このジャンルは輸入車が中心となっており、価格は900万円台からスタートし、その多くが1000万円オーバーになります。
写真は東和モータース販売が扱う「デフレス PLUSE T7051 EB」で、車両本体価格は1342万円です。
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キャンピングカー販売というものは、ベース車に好みのオプションを追加した、注文生産のようなスタイルをとることがほとんどです。
そのため、総額はベース車だけでなく、どのような装備をプラスしていくのかがカギとなります。キャンピングカー購入には、余裕を持った予算を用意するようにしましょう。
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