GTIやRはいつ登場!? VW新型「ゴルフ」日本上陸後の “次の一手”とは
先代ゴルフで人気だったディーゼルモデル「TDI」はいつ登場?
●新型「ゴルフヴァリアント」「ゴルフ オールトラック」
ワゴンモデル、新型「ゴルフヴァリアント」およびクロスオーバーモデル「ゴルフ オールトラック」は2020年9月に世界初公開され、同月に欧州市場に導入されている。
新型ゴルフヴァリアントの全長は4633mm、ホイールベースは2686mmと、先代と比較してそれぞれ66mm増加。これにより、プロポーションは視覚的により長く、そしてよりフラットに見せる。ヘッドライトとテールライトのクラスターにはLEDテクノロジーが採用されている。
またラゲッジルームはVDA方式で611リッターと、先代よりも6リッター増加。さらに後席を倒した最大積載容量は1642リッターと、22リッター増えているのも特徴になる。
その新型ゴルフヴァリアントをベースにしたクロスオーバー、ゴルフ オールトラックは4モーション(4WD)を標準装備し、最低地上高を高め、さらにバンパーなどをオリジナルのオフローダータイプに変更。4モーションのおかげで、トレーラー牽引の最大重量2000kgを達成している。
新型ゴルフヴァリアント、および新型ゴルフ オールトラックの日本導入は2022年になりそうだ。
●新型「ゴルフR」
VWゴルフシリーズのなかでフラッグシップとなる最強スポーツモデル、新型「ゴルフR」も2020年11月に世界初公開、すでに欧州で販売を開始している。
新型ゴルフRに搭載するエンジンは、直噴の2リッター直列4気筒ガソリン「EA888」の最強バージョン。最高出力320ps・最大トルク420Nmを発生する。
駆動方式は4モーション(4WD)。Rパフォーマンス トルクベクタリングを備えた4モーションは、エンジンの出力を4つの駆動輪に分配する新しいメカニズムで、駆動力をフロントアクスルとリアアクスルの間だけでなく、2つの後輪の間でも可変的に分配するもの。これにより、とくにコーナリング時の速度を大幅に向上させることができるという。
この4モーションはビークルダイナミクスマネージャー(VDM)を介して、電子デフロック「XDS」やアダプティブシャシコントロール「DCC」などとネットワーク化されている。
0-100km/h加速はわずか4.7秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇る。オプションの「Rパフォーマンス パッケージ」を組み合わせると、最高速度を270km/hまで上げることが可能になっている。
新型ゴルフRが日本に上陸するスケジュールは未定だが、欧州で登場したタイミングを考えると、2022年後半にも日本で発表されることが予想される。
* * *
今回日本で登場した新型ゴルフは、「1.0eTSI」「1.5eTSI」のガソリンモデルのみだが、欧州では2リッターディーゼル「2.0TDI」も115psバージョン、および150psバージョンの2種類が用意されている。
この150psバージョンの2.0TDIディーゼルモデルが今後日本で展開される予定で、早ければ2021年年内にも登場する見込みだ。
先代7代目ゴルフも、モデル末期となる2019年8月に「ゴルフTDI」を導入したところ大人気となり、その後の日本での販売の7割以上がTDIになったといわれている。新型ゴルフでもディーゼルモデルを待ち望んでいる人も多い。
これらのモデルの日本での発表は、現時点での予想時期を書いたが、現在世界的な半導体不足により、どの自動車メーカーでもクルマの生産がままならない状況になっている。そのため、そのスケジュールから大幅に遅れる可能性もある。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。