新型「300系 ランクル」登場で注目! トヨタの本格クロカン車5選

スタイリッシュなモデルと究極のクロカン車とは?

●FJクルーザー

クラシカルかつスタイリッシュなSUVとして人気の「FJクルーザー」
クラシカルかつスタイリッシュなSUVとして人気の「FJクルーザー」

 前述のライトデューティ系に属するモデルが、現在もラインナップされている「ランドクルーザー プラド」です。

 もともとは70系をレジャーユースに特化した「ランドクルーザー ワゴン」として1985年に誕生。その後、1990年に2代目が登場し、ランドクルーザー プラドに車名が変わり、現在に至るコンセプトが確立されました。

 そして、3代目プラドのラダーフレームを利用して開発されたのが、2006年に北米専用車としてデビューした「FJクルーザー」で、2010年から国内でも販売を開始。

 外観はプラドとはまったく異なるデザインで、ネオクラシックなボディを架装。一見すると「パイクカー」のようですが、中身は本格的クロスカントリー4WD車です。

 丸目2灯のヘッドライトやトヨタのCIマークを使わずグリル前面に配された「TOYOTA」のロゴ、ホワイトにカラーリングされたルーフなど、40系をオマージュしています。

 また、クラシカルな雰囲気がある一方で最新の機構を融合させており、前後方向に開く観音開きのサイドドアが特徴的です。

 パワートレインは国内仕様では4リッターV型6気筒エンジンと5速ATを組み合せた4WDのみでしたが、海外ではFRモデルや6速MTモデル(4WDのみ)も設定されています。

 国内外でヒットしたFJクルーザーですが、2014年に北米での販売が終了。日本を含め多くの国でも次々と販売を終了しましたが、南アフリカや中東では現在も新車の販売が継続されています。

トヨタ・FJクルーザー の中古車をさがす

●メガクルーザー

まさに道なき道を走るために開発された「メガクルーザー」
まさに道なき道を走るために開発された「メガクルーザー」

 最後に紹介するのは、ランドクルーザー以上の悪路走破性を実現した究極のオフローダーである「メガクルーザー」です。

 1996年に発売されたメガクルーザーは、大規模災害時の人命救助などの任務を迅速に遂行するために開発された、陸上自衛隊の「高機動車」をベースとした民生モデルです。

 ボディサイズは全長5090mm×全幅2170mm×全高2075mmと、まさに巨体ですが、狭い場所でも機動力が発揮できるように最大12度の逆位相4WS(4輪操舵)を装備し、最小回転半径は5.6mを実現。これは現行モデルの「アルファード ハイブリッド」と同じ値です。

 搭載されたエンジンは4.1リッター4気筒ターボディーゼルのみ。最高出力170馬力、最大トルク43.0kgmとトルクを重視した仕様で、組み合わされるトランスミッションは4速ATです。

 駆動方式はフルタイム4WDで、前後デフロック付きのトルセンLSD、後輪にはオプションでタイヤ空気圧調節機能も装着可能とするなど、あらゆる悪路を想定しています。

 メガクルーザーは2002年に販売を終えていますが、高機動車は現在も継続して自衛隊に納入されており、災害時を中心に活躍しています。

※ ※ ※

 ランドクルーザーやスズキ「ジムニー」に代表される本格的なクロスカントリー車は、日本の道路環境ではその性能をフルに発揮できる機会は少ないでしょう。

 しかし、今も新車、中古車ともに高い人気を誇っています。

 今度の300系 ランドクルーザーも日本ではオーバースペックといえますが、スーパーカーと同じく、機能美ともいえる魅力があるのではないでしょうか。

トヨタ・メガクルーザー の中古車をさがす

【画像】貴重な「メガクルーザー」の画像もあり! 新型「ランクル」とトヨタの本格クロカン車を見る(38枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. これだ大きければ簡単なキャンピング仕様に改造しても面白そうだ。
    オフィス仕様もいい。
    ランクルの車中泊、ランクルオフィス
    こういう使い方もいいと思う。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー