まだまだ色褪せない魅力のホットハッチたち! 安くて楽しいコンパクトカー5選

ヨーロピアンテイストあふれる2台のホットハッチとは?

●マツダ「デミオ スポルト」

大幅な軽量化により、さらにスポーティになった「デミオ スポルト」
大幅な軽量化により、さらにスポーティになった「デミオ スポルト」

 現在、マツダのラインナップのなかで、もっともコンパクトな登録車として販売されているのが「マツダ2」です。

 このマツダ2の源流となったモデルが、ミニバンブームの渦中だった1996年にデビューした「デミオ」で、車検証上はステーションワゴンと記載されるコンパクトワゴンとして誕生。

 初代デミオは小さなボディながらキャビンや荷室が十分に広く、日常での使い勝手の良さや低価格だったこともあり、中型車からの乗り換え需要も獲得してヒットしました。

 その後代を重ねて2007年に登場した3代目では、欧州市場を意識したハッチバックスタイルとなり、2代目より全長を40mm短くする異例のダウンサイジングによりスポーティさを強調したモデルに一新。

 同時に新開発のプラットフォームにより約100kgもの軽量化が図られ、1.3リッターと1.5リッター直列4気筒エンジンが設定されました。

 なかでも1.5リッター車では、専用チューンドサスペンション、大径フロントブレーキディスク、専用16インチアルミホイール、専用フロントグリルとフロントエアロバンパー、サイドステップ、リアスポイラーなどのエアロパーツを備えた、「デミオ スポルト」をラインナップ。

 エンジンは最高出力113馬力を発揮し、5速MTに加え、7速マニュアルモード付CVTが設定されました。

 車重も1000kg(5速MT車)/1020kg(CVT車)と軽量で、飛び抜けてパワフルとはいえませんが欧州仕込みの足まわりによって、心地良いドライブフィーリングは高い評価を得ました。

 2014年にはマツダ2の前身となる4代目へとモデルチェンジ。3代目のスポルトは、物件数が多いとはいえませんが、低走行車でも30万円台から40万円台と格安です。

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●フォルクスワーゲン2代目「ポロ GTI」

元祖ホットハッチである「ゴルフ GTI」のDNAを色濃く受け継いだ2代目「ポロ GTI」
元祖ホットハッチである「ゴルフ GTI」のDNAを色濃く受け継いだ2代目「ポロ GTI」

 ホットハッチという高性能コンパクトカーの先駆け的存在が、1976年に登場したフォルクスワーゲン初代「ゴルフ GTI」です。

 ゴルフ GTI登場以前から高性能なコンパクトカーは存在しましたが、ホットハッチという言葉を広めたのはゴルフの功績といえるでしょう。

 その後、ゴルフは代を重ねるごとに大型化していったことから、かつてのゴルフのポジションには「ポロ」が収まることになり、2000年にはホットモデルの初代「ポロ GTI」がラインナップ。

 1.6リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、まさに初代ゴルフ GTIを彷彿とさせました。

 そして、2005年には2代目ポロ GTIが登場。エンジンは1.8リッター直列4気筒DOHCターボを搭載し、最高出力150馬力を発揮し、トランスミッションは5速MTのみと硬派です。

 ホンダ「フィット」と同程度のサイズのボディに2リッター自然吸気エンジン並のパワーで遅かろうはずはなく、2代目ポロ GTIは欧州のみならず日本でも人気となりました。

 2010年には3代目が登場し、現行モデルのポロ GTIは2018年に発売された4代目で、200馬力を誇る2リッターターボエンジンを搭載。

 車格的にもさらに大きくなったため、ポロ GTI本来のコンパクトさを求めるならば2代目もしくは3代目ですが、3代目は比較的高値安定の状況で、2代目ならば70万円前後の相場で入手可能となっています。

※ ※ ※

 古いモデルというとネックになるのが自動車税と重量税の重課や、先進安全技術を搭載していないことが挙げられます。

 しかし、極端にイニシャルコストが安ければ、税金の重課はトータルのコストで見ると大きな痛手ではないという見方ができます。

 また、優れたハンドリング性能やブレーキ性能のモデルは、散漫な運転をしなければ安全な走行にも寄与します。

 そう考えると、ちょっと古めのホットハッチの魅力もアップするのではないでしょうか。

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