エコなだけじゃなく自動車税もお得? 意外な小排気量車5選

巨大なボディでも2リッターエンジンで十分?

●シボレー「カマロ」

マッスルなモデルでも2リッター直4エンジンを搭載する「カマロ」
マッスルなモデルでも2リッター直4エンジンを搭載する「カマロ」

 GMが有するブランドのひとつシボレーのラインナップで、長い歴史があるスポーツカーといえば「コルベット」と「カマロ」です。

 なかでもカマロは日本車でいうところのトヨタ「86」のようなポジションのモデルで、若者でも手が出せるように本国での価格は2万5000ドル(日本円換算で約272万円)から設定されています。

 現行モデルは2015年に登場した6代目で日本でも展開されており、国内モデルのグレードは「LT RS」、オープンカーの「コンバーチブル」そしてトップグレードの「SS」の3タイプで、SSは伝統的な6.2リッターV型8気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力は453馬力を発揮。

 一方、LT RSとコンバーチブルには最高出力275馬力の2リッター直列4気筒DOHCターボを搭載しています。

 ボディサイズは全長4785mm×全幅1900mm×全高1345mmとまさにアメリカンなビッグサイズですが、2リッター直列4気筒エンジンというのが、現代のマッスルカーといえるコンセプトではないでしょうか。

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●ランドローバー「ディフェンダー」

巨大でヘビー級な車体でもダウンサイジングターボエンジンの「ディフェンダー」
巨大でヘビー級な車体でもダウンサイジングターボエンジンの「ディフェンダー」

 プレミアムSUVに特化した英国のメーカーであるランドローバーの原点というべきクロスカントリー車が「ディフェンダー」です。

 その前身は1948年に誕生した「ランドローバー」で、2020年4月に新型ディフェンダーが発売されました。

 新型ディフェンダーのデザインは従来モデルをオマージュしながら、最新のデザインエッセンスを取り入れたボクシーなデザインを採用。

 ボディタイプも従来モデルを踏襲するかたちでショートホイールベースの「90」と、ロングホイールベースで3列シートも設定する「110」をラインナップし、ボディサイズ(エアサス車)は、90が全長4510mm×全幅1995mm×全高1970mm、110が全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mmとかなりのビッグサイズです。

 シャシはアルミ製モノコックを採用。ランドローバー史上でもっとも頑丈なボディ構造といわれ、従来のラダーフレームに比べて3倍のねじり剛性を確保しつつ軽量化も実現し、クロスカントリー車としての性能を有しています。

 搭載されるエンジンは2リッター直列4気筒ガソリンターボで、最高出力300馬力を発揮。110では3リッター直列6気筒ディーゼルエンジンも設定されています。

 ミドルクラスSUVとはいえこの巨体で車重は2280kg(110 3列シート)もありながら2リッターエンジンとは驚かされます。

※ ※ ※

 今回、紹介したモデルはすべて輸入車ですが、日本車でもホンダ「ステップワゴン」が1.5リッターエンジンで、カローラが1.2リッターエンジンを搭載するなど、ダウンサイジングターボエンジンが広がりをみせています。

 しかし、大型のモデルではダウンサイジングが普及していないのが現状で、これは日本の交通事情ではハイブリッド車の方が燃費的には有利なことが挙げられます。

 いずれにしても世界中で電動化が進むなかではダウンサイジングターボエンジンはつなぎの技術といえ、今後の普及拡大は鈍化するとみられています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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