三菱「ラリーアート」が復活決定! パリダカ&WRCで魅せた「ラリーの三菱」黄金時代とは
三菱は2021年5月20日におこなわれた2020年度決算説明会で、同社のモータースポーツ部門といえる「ラリーアート」の復活にいて明言しました。そこで、かつて販売されたラリーアートの名を冠したモデル3車種をピックアップして紹介します。
1983年に始まったラリーアートの歴史
三菱は2021年5月11日の2020年度の決算会見で、同社のモータースポーツブランド「ラリーアート」を復活させると発表しました。クルマ好きから支持を集めていたブランドが再び登場することになりましたが、今後どのような活動が展開されるのでしょうか。
ラリーアートの歴史は、ヨーロッパにおける三菱のモータースポーツ拠点として「ラリーアートヨーロッパ」が1983年に設立されたときからはじまります。
翌1984年には日本にもラリーアート(株式会社ラリーアート)が設立され、「国内・海外における各種モータースポーツイベントへの参加活動」「モータースポーツ愛好者に対する各種サービスやライセンス講習会・レーシング教室等の企画、運営」「モータースポーツ用部品・用品の開発、販売」「ラリーアート商品の開発、販売」がおもな事業内容とされました。
その後、三菱はパリ・ダカールラリー(現:ダカールラリー)や世界ラリー選手権(WRC)をはじめ、輝かしい戦績を収めます。
パリ・ダカールラリーでは2001年から2007年の7連覇を含む12度の総合優勝を果たし、また世界ラリー選手権ではグリープA時代に1996年から1999年までトミ・マキネン選手が4年連続でドライバーズタイトルを獲得しました。
その後、三菱は2005年に世界ラリー選手権のワークス活動を休止し、2009年にはダカール・ラリーにおけるワークス活動休止を発表。そして2010年にラリーアートの業務大幅縮小へと至ります。
三菱は今回のラリーアート復活にあたり、純正ラリーアートパーツ(アクセサリー)の設定を発表したほか、モータースポーツへの参戦も検討しているということです。
それではここでクイズです。
パリ・ダカールラリーにおける三菱の戦績において、日本人として初の総合優勝を飾ったドライバーは、次のうち誰でしょうか。
【1】新井敏弘選手
【2】増岡浩選手
【3】篠塚健次郎選手
【4】片山右京選手
※ ※ ※
正解は【3】の篠塚健次郎選手です。
篠塚健次郎選手は、1997年のパリ・ダカールラリーで、日本人選手として初優勝を果たします。この大会では1位から4位までを三菱のマシンが占め、史上初となる同一メーカーによるトップ4独占も果たしました。
ちなみに、【2】の増岡浩選手は2002年大会と2003年大会で総合優勝し、日本人初の2連覇を達成しています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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