新型「Sクラス」のデジタル装備を使ってみた! 音声認識だけで大丈夫!?
コマンドは声を出しておこなうのが本流となるか!?
もし、新型Sクラスをショーファードリブン的に使用する場合、もしくは後席に家族などを頻繁に乗せる場合にオススメのオプションが、「リアエンターテイメントシステム」である(S400d 4MATICを除くオプション設定)。
このオプションのセットであるMBUXタブレットは、とても便利な装備だ。リアセンターアームレストに備えられる7インチタブレットで、リアエンターテインメントのすべてのコンテンツが操作でき、正確にそのコンテンツを操作することができる。
さらに、助手席側の後席に装備できる「フットレスト付エグゼクティブリアシート」、「アクティブマルチコントロールシートパックパッケージ(リラクゼーション機能)」は、ショーファードリブンとして使用するなら、チョイスしても満足感の非常に高いパッケージオプションといえるだろう。
ドライバーにとって実用的な標準装備は、あたかもドライバーの前方に浮かんでいるかのように見える高解像度のヘッドアップディスプレイだ。
これにオプションでぜひともプラスして欲しいのが、「ARヘッドアップディスプレイ」である。これは、ナビゲーション・システムとの連動で実際の路上に行き先を示す矢印を表示することができ、初めてその表示を見たときはちょっとした感動すら覚えるほどだ。
またアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの情報などもMBUXとともに路上に表示され、よりリアルな情報がドライバーに伝えられる。
もうひとつオススメする新規感あるオプションは、「3Dコックピット・ディスプレイ」である。
ステアリングホイールの先にあるメーターパネルは、高級車ではすでにアナログからデジタルに切り替わっているが、3Dコックピット・ディスプレイは、さらに進化したものである。
警告や車間を自動で維持するアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの作動状況など、さまざまな情報を3Dで表示してくれるので、運転中に即座に必要な情報をキャッチしやすく、結果的に安全装備のひとつといってもいいかもしれない。
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今回は都心から箱根までのショートトリップで、革新のインフォテイメントシステムMBUXを中心に使用してみた。こうした機能は慣れが必要とするところも多く、日常的に使用してみて初めてその利便さを実感できるものだ。
半日あまりのショートトリップでは、そのすべての機能を使い切ることはおろか、便利さを享受することもできないかもしれないが、第8世代へと進化したメルセデス・ベンツSクラスに触れてみて、ついに本格的なデジタル世代が、メルセデス・ベンツ伝統のSクラスにも訪れたという印象を受けた。
先日見せてもらったけど涎が垂れるほどカッコいい!Aクラスセダンや新型Eスポーツの傾向からこうなるとは思ってたけど、それでもカッコいい!
ただし構造音痴の私がしゃしゃり出ても操作はさっぱり分からないw
願わくはFRで後輪操舵の無いディーゼルが欲しい。
ハンドル位置とトルク配分は無関係?と書き込んだトンチキが正解なら今でも契約したいけどね。