14年目のGT-Rは進化が終わらない!? 日産新型「GT-R NISMO」の凄さとは 開発陣「思いの丈」語る
新開発されたブルーグレーのボディ色 何がモチーフ?
2022年モデルのGT-R NISMOは、NISMO専用色として「NISMOステルスグレー」が設定されます。
このボディカラーへのこだわりについて森田氏は次のように説明します。
「GT-Rがレーシングフィールドから生まれたというバックグラウンドに立ち返り、イメージをサーキットに求めました。そのためこのグレーは、サーキットの路面の色をイメージしています。
ただ、サーキットにGT-Rが置かれたときに風景と馴染んでしまうのではなく、グレーだけれども存在感は際立たせたいという思いで、サーキットの路面よりは青く、青空よりはグレー寄りというところの色調を探して開発した色になります。
また、パールやメタリックといったエフェクトを一切排したソリッドカラーです。無駄な装飾を排して、研ぎ澄ましていく、引いていくというデザインの考え方のなかで、ソリッドカラーのブルーグレーを作りました」
また、以前からボンネットをはじめとした各種外装パーツを軽量なカーボン製としてきましたが、2022年モデルのGT-R NISMO Special editionではボンネットについてカーボン目が見えるデザインに変更されています。
これに関連して、田村氏はR34型スカイラインGT-Rに設定されていたモータースポーツベース仕様の「VスペックII N1」が、カーボン目が見えるボンネットを採用していたことを挙げ、「(カーボン目を出すデザインにすることで)大体100グラムほど軽くなります。我々は20年近く前からこの考え方で、運動性能向上に効くとはいいませんが、(進化に対する)思いの丈を伝えたいということで続けてまいりました」とコメントしました。
また、ほかの変更点としてはNISMOのレッドアクセントが新たにレイズ製鍛造20インチホイールへ加えられているほか、リアの日産エンブレムが2020年7月に公開された最新版になっています。
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開発陣の思いが込められたGT-R NISMO 2022年モデルは、特別仕様車・通常車ともに2021年8月に価格発表、同年10月に発売が予定されています。
なお、価格発表に先駆けてマクドナルドとのコラボレーションが4月30日よりスタート。ハッピーセットのおもちゃのラインナップにGT-R NISMO 2022年モデルが加わるほか、「ひみつのおもちゃ」としてゴールド仕様のGT-R NISMO 2022年モデルがラインナップされます。
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