トヨタ「ヤリス」なぜ首位独走出来た? ライバル登場も年度販売台数1位に輝いた理由

トヨタ「ヤリス」が2020年度の登録車販売台数で首位に輝きました。2020年はホンダ「フィット」や日産「ノート」などのライバル勢が登場したなかでの首位ですが、どのような経緯で1位となったのでしょうか。

なぜヤリスは首位になったのか

 2021年4月5日、日本自動車販売協会連合会は2020年度(2020年4月から2021年3月)の登録車販売台数を公表。
 
 2019年度の首位はトヨタ「カローラ」の11万4358台でしたが、2020年度ではトヨタ「ヤリス」が20万2652台を記録して首位に輝きました。どのような経緯があったのでしょうか。

トヨタ「ヤリス」がライバルよりも飛び抜けて売れた要因とは?
トヨタ「ヤリス」がライバルよりも飛び抜けて売れた要因とは?

 最新版となる2020年度では、2020年6月に同じトヨタのコンパクトSUV「ライズ」に首位を譲った以外、ヤリスが独走状態を死守した結果、2020年度の登録車販売台数で1位に輝いています。

 なお、2020年はヤリスのライバルとなるホンダ「フィット」(2月発売)や日産「ノート」(12月発売)が登場するなど、国産コンパクトカーが盛り上がった年でもあります。

 そのなかで、首位に輝いたヤリスは、2020年2月にそれまでの車名であった「ヴィッツ」からグローバル車名となるヤリスに変更して登場。

 なかでもハイブリッド車では世界トップクラスの燃費値となる36.0km/L(WLTCモード)を達成したことが大きな話題となりました。

 ヤリスが首位になった要因としては、日本自動車販売協会連合会の表記方法も関係しています。

 ヤリスとして公表されるのは、同ヤリスと2020年8月に発売された「ヤリスクロス」、翌9月発売の「GRヤリス」が含まれた台数です。

 このヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスはヤリスシリーズとして、トヨタのGA-Bプラットフォームを採用したモデルです。

 これは、日本自動車販売協会連合会が「ブランド通称名」として公表しているためで、例えばカローラの場合も、カローラシリーズ全車種(カローラ・カローラツーリング・カローラスポーツ・カローラフィールダー・カローラアクシオ)と教習車を含んでいる台数が表されています。

 ヤリスの場合は、それぞれの台数はどのような実績だったのでしょうか。

 トヨタによると、2020年度の登録台数は以下の通りでした。

 ・ヤリス:13万1110台
 ・ヤリスクロス:6万4550台
 ・GRヤリス:7000台

 日本自動車販売協会連合会とトヨタ資料の台数には若干の台数差が存在しますが、内訳によるとヤリスがシリーズ全体の台数をけん引していることが分かります。

 仮にヤリスが13万1110台だとした場合でも、ライズの12万988台よりも多いことから、登録車1位の座は変わりません。また、ライバルのフィット(6位:9万4311台)と大きく差が開いています。

 首都圏のトヨタ販売店はヤリスについて、次のように話しています。

「ヤリスは、2020年2月に登場してから一般、法人のどちらからも高い評価を受けています。

 お客さまがヤリスに関心を持つきっかけは、やはり燃費性能の部分ですが、検討されていくなかで、ガソリン車の安さに引かれる人もおり、結果的にほぼ半分の販売比率だと思います」

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