FCAジャパンが絶好調! 人気を集めたジープやアルファ ロメオの限定モデルとは
FCAジャパンの取扱いブランドが好調だ。2021年3月の販売台数は対前年比で18.4%増。各ブランドの取り組みを紹介する。
4ブランドすべてが好調なFCA
FCAジャパンの取り扱いブランドであるジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオの2021年3月の販売台数は3346台、対前年18.4%増の好業績となった。2020年10月から6か月連続で過去最高記録を更新し、輸入車市場でのシェアは10.3%になった。
FCAジャパンの好業績は、ジープを始めとする全ブランドが好調であるからだ。
ジープの3月の販売台数は1925台、対前年136%で過去最高を更新し、「ラングラー」の月間販売台数は1123台で、初めて1000台の大台を突破した。ジープの月間記録更新は6か月連続、第1四半期の販売記録も同時に塗り替える結果となった。
さらに目覚ましいのはアルファ ロメオである。3月の対前年比は154%、第1四半期通期でも144%と大健闘している。フィアットとアバルトも第1四半期通期でそれぞれ対前年比106%、107%と好調をキープしている。
この結果、2021年1月−3月期のFCAジャパンとしての総販売台数は6858台に達し、対前年比115%、過去最高の第1四半期となった。かたや輸入車市場はほぼ前年並みで推移したため、マーケットシェアも9.94%に上昇し、四半期としてのマーケットシェアも過去最高を更新した。
●魅力的な限定車が目白押し
では、それぞれのブランドはどのように好調であったのだろうか。
年度末の最販期に向けて、全ブランドで魅力的な限定車を投入、商品力が充実し、来店客が増加したことが大きな理由のひとつだ。
ジープでは2月に販売が開始されたジープ80周年限定車(ラングラーと「チェロキー」に設定)に加え、人気特別色を含む限定車「ラングラー・アンリミテッド・スポーツ アルティテュード」を導入。
アルファ ロメオでは、2月に投入した「ジュリエッタ」の限定車に加え、ヴィスコンティ家に着想を得た特別なグリーンをまとった限定車「ジュリア2.0ターボ ヴェローチェ・ヴィスコンティ エディション」が人気を博し、店頭への来客数が20%以上増えた結果、3月の販売の対前年比は150%を超える結果となった。
フィアットは、安定した人気の「500シリーズ」に限定車「500/500C ミモザ2」を導入、アバルトは、「595シリーズ」にスポーツ性を強化した限定車「595モメント」を投入し、週によっては受注数の半数が限定車という人気ぶりを示した。
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FCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロム氏は、3月の好業績について次のようにコメントした。
「おかげさまで、3月も6か月連続で過去最高記録を更新し、第1四半期を素晴らしい形で締めくくることができました。
従来から積み上げてきたSNSを中心としたデジタルマーケティング活動が実を結び、各ブランドサイトへの訪問者数が3月は平均して30%増となりました。
新型コロナウイルスの影響下で、お客様のデジタルシフトは鮮明です。限定車情報もさまざまなデジタルメディアから発信したことで効果が高まり、新規顧客開拓につながっていると評価しています。
4月には、『レネゲード』の80周年限定車、フィアットのエレガントな限定車も入荷予定ですので、好調なスタートを期待しています」
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