燃費はトヨタ一強時代か なぜ燃費表記が変更? 激化する燃費事情とは

2021年3月31日に2020年末時点で販売されている乗用車のうち燃費の良いモデルが国土交通省より公表されました。前年時と異なる結果となったといいますが、どのような変化があったのでしょうか。

変わりゆく燃費表記。どのような流れがあるのか。

 クルマを購入検討する際の重要な要素に「燃費性能」が挙げられます。クルマのカタログには、決められた測定方法で計測された燃費値が記載されており、ユーザーはこの数値を見て判断しています。
 
 そんななか、国土交通省は2021年3月31日に2020年末時点で販売されている乗用車のうち燃費の良いモデルが公表されました。前年とは、どのような違いがあるのでしょうか。

世界トップクラスの燃費性能を誇るのは、どのようなモデルなのか
世界トップクラスの燃費性能を誇るのは、どのようなモデルなのか

 クルマのカタログなど記載されている燃費値は、時代と共に変わっています。

 過去30年ほどでは、1991年から使用された「10・15モード」、2011年からの「JC08モード」が使用されており、現在でも一部車種ではJC08モードでの表記を見かけます。

 そして、2017年の夏以降から順次「WLTCモード」が使われるようになりました。

 WLTCモードとは、「世界統一試験サイクル」といわれる国際的な試験方法です。

 2014年3月に国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムで採択され後、これまで日本独自の「JC08モード燃費(国土交通省審査値)」に代わる燃費測定方法として導入されました。

 燃費表記上の違いは、従来のJC08モードでは一条件のみの数値が記載されていましたが、WLTCモードでは「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」の3つの走行モードとそれらを総合した「WLTCモード」という計4つの燃費が記載されます。

 そのため、WLTCモードは一条件のみのJC08モードよりも実際の走行シーンに近い状況の数値となるのです。

 国土交通省では、毎年3月31日に前年末時点で発売されている乗用車の燃費値を公表していますが、2020年3月31日分ではJC08モードで公表され、燃費が良いクルマのランキングは以下の通りでした。

 1位.トヨタ「プリウス」39.0km/L
 2位.トヨタ「アクア」38.0km/L
 3位.ニッサン「ノート」37.2km/L
 3位.ホンダ「フィット」37.2km/L
 5位.スズキ「アルト」37.0km/L
 5位.マツダ「キャロル」37.0km/L※アルトのOEM車
 
 前回の公表では、元祖エコカーとなるプリウスが1位となり、2位にその弟分のアクア、3位に日産の電動パワートレインe-POWERを搭載する「先代ノート」がランクインしています。

 公表データについて、国土交通省の担当者は、次のように話します。

「2020年3月時点で販売されている車種には、まだJC08モードでしか計測してないものがありJC08モードで公表していました。

 2020年9月以降は、販売されている車種はWLTCモードを表記することになっているため、2021年からはWLTCモードの燃費値を比較します」

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