2021年3月現在、日本のガソリン価格が毎週のように上昇しています。
　
　これに対してメディアやSNSなどさまざまなところで話題となっていますが、ユーザーはどの程度のガソリン価格を希望しているのでしょうか。

　経済産業省 資源エネルギー庁は、2021年3月24日に同月22日時点の石油製品価格調査の結果を発表。これによると、レギュラー（149.7円／L）、ハイオク（160.5円／L）、軽油（129.8円／L）のすべてが17週連続の値上げを記録しています。

　近年のガソリン価格は、新型コロナウイルスの影響もあり価格が下降状態を続けていました。

　しかし、2021年2月下旬からガソリン価格が高騰としています。

　その要因について、石油製品価格の調査をおこなっている石油情報センターは「世界的にワクチン接種が始まったことで、経済回復への期待感が高まっており、原油価格が押し上げられること要因として挙げられる」といいます。

　今回、くるまのニュースでは、前述の「17週連続の値上げ」を受けてSNSにてアンケートを実施しました。

　まず、「あなたは日々のガソリン価格が気になりますか？」という設問では、88.9％のユーザーが「気になる」と回答しています。

　次に「レギュラーガソリンの価格に関して、いくら以上だと高いと感じますか？」という回答では下記の結果となりました。

　・110円：5.1％
　・120円：22.4％
　・130円：43.9％
　・140円：15.3％
　・150円：10.2％
　・160円：3.1％
　・170円：0％

　巷では「昔はレギュラーなんて100円以下だった」という話を耳にしますが、前出の石油情報センターの過去データ（1990年以降の全国平均価格）によると、最安値は1999年6月7日調査の91円／Lです。

　その後、価格の変動を繰り返し、2002年10月15日調査の99円／Lを最後に、100円を上回っています。

　そして、過去データ上で最高値を記録したのが、2008年8月4日調査の 185.1円／Lです。

　この180円台半ばからすれば、現在のレギュラー価格はまだ上昇幅はあるようですが、前述のようにユーザーは130円台からが「高い」と感じるということもあり、市場におけるレギュラー価格の下降が望まれます。