真っ直ぐ駐車出来る? 免許取得は意外に簡単? ポイントは「後退時」にアリ

ここが運転免許取得時のポイント! 今回は、元教習所指導員が方向変換および縦列駐車の本当の目的と合格基準について解説します。

教習所試験の難問「方向変換および縦列駐車」はまっすぐじゃなくても合格できる!

 自動車教習所で運転免許を取得の際、技能試験において課題として挙げられるのが「方向変換および縦列駐車」です。
 
 今回は、元教習所指導員が方向変換および縦列駐車の本当の目的と合格基準について解説します。

教習所で合格するポイントとは
教習所で合格するポイントとは

 教習所でおこなわれる技能試験は、運転の実技試験のことを指し、教習所卒業までに最低でも2回受けなければなりません。

 1回目の技能試験は、場内(教習所のコース内)でおこなわれる修了検定を受けます。

 修了検定に合格した後に学科試験を受験し、学科試験も合格すると仮免許が発行され、第2段階である路上教習に移ります。

 第2段階の教習過程が終了すると、最後の技能試験である卒業検定を受験します。

 卒業検定は、路上での走行と場内の「方向変換および縦列駐車」をおこないます。

 場内試験の方向変換および縦列駐車は、右バックの方向変換、左バックの方向変換、縦列駐車のいずれかひとつで、ランダムに割り当てられるため、試験内容を希望することはできません。

 修了検定・卒業検定のいずれも普通自動車第一種免許の場合、70点以上が合格点となり、持ち点100点の状態から減点される「減点方式」で採点されます。

 とくに、卒業検定の際におこなわれる場内試験の「方向変換および縦列駐車」は苦手な人が多いといわれています。

 しかし、この方向変換および縦列駐車は、まっすぐでなくても合格することが出来るのです。

 その理由は、方向変換および縦列駐車の目的や合格基準が関係しています。

 まず方向変換は、実際に方向を変え、来た道を戻る際に必要な技術となります。

 シチュエーションとして、路地を進んでいったときに行き止まりとなってしまった際に空き地のスペースを利用して方向を変え、来た道を戻らなければならなくなってしまったという場面で必要になります。

 ここでは、あくまで方向を変え反対方向に出ていくことが目的であり、T字型になっているスペースに駐車することが目的ではありません。

 そのため、方向を変え来た道を戻ることができれば合格になります。

 次に縦列駐車は、駐車スペースに車体を収めることが目的です。

 ここでポイントとなるのが車体が収まっているという点であり、車体が多少斜めになっていても駐車スペース内に入っていれば合格となります。

 車体が駐車スペース内に入っていることが合格の条件となるため、仮にハンドルを切った際に、車体からはみ出るタイヤが駐車スペースに収まっていなくても問題ありません。

 まっすぐということにとらわれず、方向変換や縦列駐車の目的をしっかりと把握することが大切です。

 なお、方向変換および縦列駐車は後退(バック)をしておこないます。後退運転は苦手と感じている人も多く、通常の前方に走行するよりも難易度は上がります。

 ですが、後退させることだけに集中して、周りを確認せずにいると実際に運転する際に、歩行者や対向車との接触事故になりかねません。

 そのため、後退運転を行う際は、安全確認を怠らないよう意識することが大切です。

 実際に、警視庁が発表している「運転免許技能試験に係る採点基準の運用の標準について」の資料では、確認や合図について減点項目に掲載されています。

 具体的には、「不確認(発進・後退・巻き込み・変更・交差点・後退・踏切・脇見・降車・振出)」、「発進合図」、「変更合図」、「右左折合図」、「環状合図」などがあります。

 確認と合図は、減点が積み重なると減点超過となり、不合格になる可能性があり、悩んだ際は確認や合図は意識的におこなうと良いでしょう。

※ ※ ※ 

 教習所最後の試験である卒業検定の方向変換および縦列駐車は、まっすぐに停められなくても合格できます。

 しかし後退(バック)は、教習の課題のなかでも難しい運転技術であるため、運転操作に注力するあまり安全不確認になりやすいです。

 実社会においても、安全確認をしてから後退(バック)をしたり、発進したりするクセをつけるのが重要です。

 検定時には減点されないように気をつけ、運転免許取得時には教習所で習ったことをもとに安全運転を心掛けましょう。

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